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【芸能・社会】

ビリー・バンバン復活祭 兄弟で懸命のリハビリ 「白いブランコ」熱唱

2017年3月26日 紙面から

45周年記念公演を開いたビリー・バンバンの菅原孝(右)と進=東京・六本木で

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 兄弟デュオ、ビリー・バンバンが25日、東京・六本木のEXシアターで「3年越しの45th Anniversary 兄と弟の復活祭」と題したコンサートを行った。

 本来45周年だった2014年に弟の菅原進(69)が大腸がんの手術を受け、兄の孝(72)が脳出血で倒れた。当初は話すこともままならなかった孝は車イス生活になったが、懸命のリハビリで、15年6月に復帰。進も毎月検査を受けながら活動を続けてきた。

 車イスで登場した孝は、恩師の作詞作曲家浜口庫之助さんの思い出話などを披露しながら、「病気になって、全部が初めて体験すること。いい意味でよかったと思うこともたくさんある」と話した。進も「きょうここで2人で歌えることはほんとにすごい。兄があってのビリー・バンバン」としみじみ。母キヨ子さんが96歳で亡くなって一周忌の日が、“復活の日”になった。

 後半、調子の出てきた孝が、一瞬車イスから立ち上がるサプライズ。復帰後初めてファンの前での立ち姿に、満員約900人のファンが大きな拍手を送った。「オレも大変だけど、もっと大変な病気の人もいるんだ。まだまだ頑張る。それを言うために今日コンサートをやったのかもしれないな」と声援に応えた。最後は、大ヒット曲「白いブランコ」をファンと大合唱し、兄弟とも大満足の45周年になった。

 

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