初の２日連続非公開練習

　Ｊ２名古屋グランパスは２５日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで、アウェー松本戦に向けた非公開練習を行った。昨年Ｊ２で３位の相手と、序盤戦の大一番を前に風間八宏監督（５５）は、情報漏れを完全シャットアウト。２日連続の非公開練習は今季初で“風間のカーテン”を強化して必勝を期した。

　風間監督が松本との一戦を前にカードを切った。新体制以降、週１が通例だった非公開練習を初めて２日連続で敢行。１０日の会見では「相手ではなく、自分たち次第」と指揮官は強調したが、昇格を争う相手に、手の内を一切明かさない策に打って出た。

　今週は、１８日の水戸戦で採用した４バックから、３バックに戻し、両ウイングバックには、内田と永井を起用。左ストッパーには磯村を据える布陣を試した。だが、事前に「まだまだ変わっていくと思うよ」と指揮官が話すように、非公開の２日間で、布陣変更がされた可能性は十分にある。

　松本を率いる反町康治監督（５３）は、緻密に相手を分析することで有名。２月のＪリーグキックオフカンファレンスで、「グランパスのような相手だからこそ、みんな目をつり上げて戦う。なかなか勝てないんだよ」と対抗心をのぞかせた知将は、風間グランパスへの対策を万全に整えているはずだ。