2017年3月25日23時06分
鹿児島地方気象台は25日、桜島(鹿児島市)の南岳山頂火口で同日午後6時3分に噴火が発生したと発表した。空振を伴う爆発的噴火ではなかった。桜島の噴火は昨年7月26日の爆発的噴火以来、242日ぶりとなる。
同気象台によると、噴火の規模は小さく、噴煙が火口から高さ500メートルまで上がったのが確認された。また、火砕流が南側に約1100メートル流れた。その後、午後10時28分にも再び噴火し、噴煙が火口から1400メートルに達した。噴火警戒レベルは3(入山規制)が継続している。
同気象台によると、桜島の噴火活動は昨年8月以降、低下しているが、桜島にマグマを供給する姶良カルデラの膨張は続いており、再び火山活動が活発化する可能性があるとして警戒を呼びかけている。
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朝日新聞社会部