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【韓国旅客船沈没】
セウォル号引き揚げ「成功」と報道 運搬船に積載
2014年に韓国南西部、珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の引き揚げ作業を行っている韓国海洋水産省は25日、海底から引き揚げた船体を運搬用の船に載せる作業を完了したと発表した。聯合ニュースは「引き揚げは事実上、成功した」と伝えた。
今後、直線距離で約87キロ離れた木浦へ運び陸揚げを目指す。海洋水産省幹部は25日、記者会見で「内部の海水排出や油の除去など、移動の準備を整えるのに3~5日かかる」と説明した。聯合は、早ければ28、29日にも木浦に到着するとの見方を伝えた。
海洋水産省は、深さ約44メートルの海底に沈んでいたセウォル号の引き揚げを22日から始め、23日に船体が海面上に現れた。水中に半分沈んだ状態で待機していた運搬船まで運び、25日未明、積載作業の完了を確認した。(共同)