大分の女性不明、手掛かりなく半年 SNSの情報開示要請
大分市で会社員の五條堀美咲(ごじょうぼりみさき)さん(25)=福岡県久留米市出身=が行方不明になって、25日で半年を迎える。大分県警は事件や事故に巻き込まれた可能性があるとみて、交友関係を中心に捜索を進めてきたが、手掛かりはいまだつかめていない。昨年10月6日に公開捜索に踏み切って以降、23日までに寄せられた141件の情報にも有力な内容はなく、ここ1カ月は数件にとどまる。関係者は焦燥感を募らせている。
「情報があれば大分東署にお寄せください」。24日朝、五條堀さんのアパート近くで捜査員約40人が通行人や車の運転者にチラシを配り、看板を設置した。「ご協力をお願いします」。久留米市から駆け付けた両親も加わり、頭を下げた。
五條堀さんは、昨年9月25日午後11時半ごろまで自宅で一緒にいた友人女性が帰って以降、目撃されていない。自宅は施錠され、荒らされた形跡もない。愛用していたトートバッグやスマートフォンはなかった。
県警は捜査員延べ約8700人を投入し、自宅中心に千世帯以上に聞き込みをしたほか、職場の同僚や友人、頻繁に使っていた複数の会員制交流サイト(SNS)でつながりがあった人など約250人に話を聞いた。公共交通機関や自宅周辺の防犯カメラも調べた。
しかし-。「手掛かりが全くない。調べれば調べるほど、なぜいなくなったのか分からなくなる」と県警幹部は頭を抱える。県警は今月に入り、SNSを管理する米国の企業に、五條堀さんのIDとパスワードがないと閲覧できないページの開示を要請した。新たな手掛かりを期待する一方、地道な捜索も続けていく。
チラシ配り終了後、両親は県警を通じ「娘がいつ帰ってくるか心待ちにしております。どのようなことでもいいので、情報をお待ちしております」とのコメントを発表した。大分東署=097(527)2131。
=2017/03/25付 西日本新聞朝刊=