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愛知展示一新、南極を体験 名港「ふじ」25日に一般公開
名古屋港ガーデンふ頭(名古屋市港区)に博物館として係留されている南極観測船ふじが展示を大幅にリニューアルし、二十五日に一般公開される。二十四日に開かれた報道陣向け内覧会で、南極を疑似体験できる四面大型スクリーン「極感ドラマチックシアター」(幅六メートル、奥行き、高さ三メートル)などが披露された。 シアターは二階の「南極の博物館」に設置。コンピューターグラフィックで南極への航海を体験する「南極観測船ふじ氷海を行く」と、ペンギンやオーロラなどの自然をテーマにした「南極大陸を行く」の二本の映像を用意した。 正面と両側面、床面に映像が映し出され、暴風の中を進む航海の場面では、床が揺れているような錯覚に襲われる。 ふじは二代目の南極観測船で、一九六五年から十八年間活躍した日本初の本格的な砕氷船。氷を砕きながら進む船の仕組みを伝える映像を上映するコーナーも新たに設けた。
QRコードを読み取りスマートフォンで詳しい解説文が読めるようにしたほか、南極で見つかった隕石の実物など自然や研究に関する展示も充実させた。 学芸員の山口真一さん(36)は「南極を体で感じ、環境問題など地球全体のことを考えているプロジェクトへの理解を深めてもらえれば」と話している。入館料は高校生以上三百円、小中学生二百円。 (立石智保) PR情報
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