JR東日本 信号など電気設備を最大14年検査せず

JR東日本 信号など電気設備を最大14年検査せず
JR東日本は、信号などの電気設備137か所で定期検査が規定どおり行われず、中には通常2年に一度の検査が14年間行われていなかった設備があったと発表しました。JR東日本はいずれも設備の不具合や列車への影響はなかったとしています。
定期検査が規定どおり行われていなかったのは、関東や東北地方などにある信号や変電所などの電気設備、合わせて137か所です。
このうち電車の位置を把握する設備について、千葉県の総武線の2か所と東京の埼京線など、それに秋田県の五能線の合わせて4か所は、2年に1度の定期検査が14年間行われていなかったということです。

また、検査の期日を1年から5年過ぎた設備が15か所、1年未満過ぎた設備が118か所あったということです。
先月、点検の担当者が東京都内で検査の期日が過ぎている設備があることに気付き、緊急点検を行ったところ、問題が明らかになったということです。

原因について、JR東日本は、一部の設備が検査項目から漏れていたり、検査日を変更した際に期日を誤ったりしていたとしていて、いずれも設備の不具合や列車への影響はなかったとしています。
JR東日本は、「お客様に心配をかけ、深くおわび申し上げます。検査漏れを防ぐシステムを作るなど再発防止に努めたい」とコメントしています。