2017/03/24
妊婦だって働きたい!そう思う女性は多いものです。ただ、妊婦が仕事を続けるには注意しなければいけないポイントがいくつか存在します。その中には自身の体のことだけではなく、職場環境も考慮に入れて実践する必要があることも……。そう言われるとちょっと身構えてしまうかもしれませんが、要するに妊婦にとってやさしい働き方を模索していきましょう!ということです。大変なことが多いからこそ、リスクの芽は先に摘み取っておきましょう。
妊婦でも仕事をしたい、続けたいと思っている人はたくさんいます。考えてみれば当然ですが、妊娠するといろいろお金がかかります。妊婦健診は妊婦が必ず行くことになる定期検診です。妊娠は病気ではないため、妊婦健診には保険を使えません。そのため、風邪やケガなどで病院へ行くよりも診察料は高めです。自治体から助成金は出ますが、すぐにもらえるわけではないため、払うときは自分のお財布から出さなければなりません。また、妊娠するとお腹が大きくなり、着られる洋服が変わってきます。下着からインナー、季節によってはアウターもマタニティ用を購入する必要が出てきます。もちろん、今後産まれてくる赤ちゃんのためのベビー用品や、養育費などもかかります。金銭的な要因ではなくても、仕事にやりがいを感じていて、ずっと働き続けたいと思う女性もいるでしょう。そういう人の中には、妊娠中の休みを不安に思う人もいるようです。ただ、職種や業種によっては、妊娠中だと続けるのが難しいケースもあります。しかし、妊婦だってできる仕事もたくさんあるのです。妊婦の特性を考慮したうえで、無理なく続けられる仕事を見つけることが大切。そのための知識を勉強していきましょう。
妊婦が仕事探しをするときに気をつけたいポイントは、大きくわけて2つ。1つ目は、体に負荷がかからない仕事かどうか。妊娠中に無理をすると体へ大きく負荷がかかり、病気や妊婦特有の体のトラブルが発生しやすい原因となります。肉体的な負荷はもちろん、精神的なダメージも大きく関わります。せっかく授かった赤ちゃんですから、大切にお腹の中で育みたいもの。そのために、肉体的・精神的なストレスが多い職場は避けたほうがいいでしょう。2つ目は、妊婦に対して理解を示してくれる職場かどうか。妊婦に向けて求人を出している職場は正直、数が少ないです。ただし、妊婦でもOKとしている求人は、それだけ妊婦に対しての理解が高い可能性があります。働く妊婦にとって、職場の理解は非常に重要です。理解があるかどうかによって、妊婦が働けるかどうかが決まるとも言えます。この2つのポイントを踏まえて仕事探しをしてくださいね。また、普通に求人情報を見ているだけだと、なかなか探しにくいかもしれません。短期派遣や家族・知人のつてを頼って、上手に探しましょう。場合によっては、在宅ワークという手段もあります。年々在宅ワーカーは増え続けており、妊婦にとっても働きやすい仕事です。
妊娠してみないとわからないことはたくさんあります。働く妊婦は、意外とできなくなることが多くて戸惑うかもしれません。重いものを持ったり、人混みが苦手になったり、早く歩けなくなったり、妊娠していない人からすると当たり前のことがつらくなります。そのため、職場で周りの人たちに迷惑をかけてしまうこともあるのです。妊婦が仕事で迷惑をかけるのは致し方ないことですが、当たり前のことではありません。妊娠すると体内のホルモンバランスは大きく変わり、どうしても通常とは違う症状が頻繁に出てきます。もちろん、あまりつらい症状がなく仕事を続けていける人もいますが、つわりや貧血、むくみや腰痛などがひどく、立っていられないという人もいるのです。そのことを考えると、妊婦が職場で迷惑をかけてしまうのは仕方のないことです。しかし、出てくるかもしれない体の症状を考えて、あらかじめ対策を取ることは可能です。職場の人とコミュニケーションを取りながら働き方について模索していけば、かけるかもしれない迷惑は最小限に抑えることができます。仕事で迷惑をかけないよう自分ができる努力は何か、考えていきましょうね。
普通の人でも仕事のストレスは感じるものです。それが妊婦なら、なおさら疲れやストレスは感じやすくなります。周りの人から見てもわかる妊婦の変化は、お腹が大きくなることです。妊娠すると10kg前後は体重が増加しますので、体は当然重くなります。しかも普通に太るのとは違い、お腹に重みが集中するので、妊婦は腰に負担のかかる姿勢になりがちです。子宮のてっぺんが胃の下あたりを圧迫して、息切れしたり動悸しやすくなったりもします。精神的には、お腹の中の赤ちゃんが成長するにつれて胎動を感じられるようになり、お腹を蹴られてうれしくなる瞬間がやってきます。反面、赤ちゃんがお腹の中でおとなしい、ちょっとお腹が張るような気がする……もしかして赤ちゃんに何かあった?と不安になりやすいものです。無事に産まれてきてほしい命ですから、気になる症状が出てくると一喜一憂しやすく、妊婦には普段よりも大きな精神的ストレスがかかります。そのような状態で働き続けることがいかに大変かは想像に難くありません。仕事の疲れやストレスは上手に発散して、母子ともに健康でいることが何より大切。自分なりのリラックス方法を見つけてストレス解消していきましょう。
妊婦が安心して働くには、職場の環境づくりが重要です。残念ながら、職場の人たちがどれだけ妊婦を受け入れてくれるかで変わってくる面はあります。しかし、妊婦自身からアプローチできる方法は法律で用意されていますので、正しい知識をもってきっちり活用しましょう。働きやすい環境づくりには、まず味方を作ることが大切です。頼れる上司や先輩、悩みを相談できる同僚などはいませんか?1人でもいいので、いざという時に話せる人を作っておきましょう。次に、妊婦に対する会社の規定にはどのようなものがあるのか、確認するようにしてください。もし通勤緩和や時短勤務などが明確に示されていなかったとしても、雇用主は妊婦から申請があれば適切に対処しなければならないとされています。平成29年1月1日からは、各事業所には妊娠・出産等に関する規定を就業規則等に明記し、その内容を周知啓発することが義務付けされました。法律のうえでは、働きやすい環境づくりは着実に進んでいることがわかります。ただし、実際の雇用主側が制度に追いついていない面もありますので、妊婦自身が法律のことを知っておく必要があります。仕事の軽減は妊婦が受けられる正当な制度だということを、覚えておいてくださいね。
妊娠中のベストな働き方について、世の中の女性がどのような意見を持っているのかアンケートでうかがってみました。
妊娠前からの仕事を継続する場合は、仕事の軽減をしたほうが良いと考える人が多かったです。妊娠中の体のつらさももちろんですが、精神的なストレスも避けたいと思う傾向があるようですね。
妊娠するとそれまでとは生活スタイルがガラリと変わりますので、わからないことや戸惑うことも多いでしょう。特に仕事をしている女性にとっては、その影響は大きいでしょう。なかには働きたいけど無理かもと、仕事をやめてしまう女性も……。しかし、妊娠したからといって仕事を諦めるというのはもったいない!妊婦が気をつけるべきポイントをしっかり押さえて働きやすい環境を作っていけば大丈夫です。できるところから始めましょう。
あなたに合った働き方がきっとみつかるはず!