身にしみた任天堂は、反省を生かしてゲーム機の根幹を見直した。ウィー・ユーまで、映像や音声などを処理する心臓部分となる「ゲームエンジン」は独自に開発していたが、スイッチでは世界的に広く使われている汎用「アンリアルエンジン」に対応した。
独自のエンジンを使うと「サードパーティー」と呼ばれる他のソフトメーカーの手間や負担が増えるからだ。インディーズと呼ばれる個人・小規模開発者も開発に参入しやすくなる。実際、2月時点で70社以上、100タイトル以上がスイッチのソフト開発に取り組んでいるという。
ファミ通を発行するカドカワの浜村弘一取締役は「インディーズが参入しやすくなったことで、ソフト開発が活発化している。ウィー・ユーの教訓が生かされている」と話す。
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