ITmedia NEWS > 製品動向 >
ニュース
2017年03月23日 08時03分 UPDATE

任天堂「Switch」を生んだ、「Wii U」の“苦い教訓” (3/3)

[産経新聞]
産経新聞
前のページへ 1|2|3       

 身にしみた任天堂は、反省を生かしてゲーム機の根幹を見直した。ウィー・ユーまで、映像や音声などを処理する心臓部分となる「ゲームエンジン」は独自に開発していたが、スイッチでは世界的に広く使われている汎用「アンリアルエンジン」に対応した。

 独自のエンジンを使うと「サードパーティー」と呼ばれる他のソフトメーカーの手間や負担が増えるからだ。インディーズと呼ばれる個人・小規模開発者も開発に参入しやすくなる。実際、2月時点で70社以上、100タイトル以上がスイッチのソフト開発に取り組んでいるという。

 ファミ通を発行するカドカワの浜村弘一取締役は「インディーズが参入しやすくなったことで、ソフト開発が活発化している。ウィー・ユーの教訓が生かされている」と話す。

前のページへ 1|2|3       

copyright (c) 2017 Sankei Digital All rights reserved.

ピックアップコンテンツ

- PR -