千葉大学医学部の男子学生3人が酒に酔った女性に性的暴行を加えたとされる事件で、このうち学生2人と共謀して女性の体に触るなどしたとして、準強制わいせつの罪に問われた医師の藤坂悠司被告(30)の公判が23日、千葉地裁で結審した。検察側は「指導的立場であるにもかかわらず、他の被告の強姦(ごうかん)行為などをとがめることなく犯行に及んだ」として懲役2年を求刑した。
弁護側は最終弁論で「被告本人も酩酊(めいてい)状態で判断能力を欠いていた」などと情状酌量を求めた。判決は30日に言い渡される。
藤坂被告は昨年9月、千葉市内の飲食店で、医学部5年の吉元将也(23)、山田兼輔(23)の両被告=集団強姦罪で公判中=と共謀し、酒に酔って抵抗できない状態の20代女性の体に触ったなどとして起訴され、公判で起訴内容を認めていた。当時は同大医学部付属病院の研修医で、今月14日に懲戒解雇された。
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