又吉直樹インタビュー「文学の批評に望むこと」 - 又吉 直樹
アニメで平気に批評モドキやってる連中にも聞かせてやりたいね。いや、それを許容する能力がないのを前提で言ってるんだけど。
「ゴミみたいなものです」。
一方で、文学の世界の批評が、もう少し風通しがよくなればいいと思ったのは確かです。作品と批評がもっと良い関係であるべきだと思いました。
そうですね。人間ですから、本を読む時、それ以外の感情は当然あるんですが、結局それはゴミみたいなものです。そういうものを取り除いた上で作品に入っていく方が絶対面白い。自分が読者でも、「こいつ嫌いやわ」という感情を一度捨てて読みたい。作品のためにも。
アニメで平気に批評モドキやってる連中にも聞かせてやりたいね。いや、それを許容する能力がないのを前提で言ってるんだけど。
「ゴミみたいなものです」。