いわゆる『自称サバサバ系』を愛そうと試みて三ヶ月が経過した。
ちなみにこの自称鯖系とは以下と以下に近いの発言をする人々をやんわりと含む。
「私性格が男なんで」「男脳の持ち主です」「根はオヤジなんで」「黙ってればモテるっていつも言われる」
この手の発言をされると、そこそこ好印象を抱いていた人物に対しても熱がヒューっと下がるようにウンザリしてしまうので、
そっと距離感をとるように心がけて生きてきた。
だが30過ぎてこれを主張するのは、男性寄りに自分のポジションを自称して置くことで実は過剰な女としての性を意識している他ならず、
その過剰な自意識が見ていて痛々しい。何故そこまで、自分の本質を客観視できないんだ…。
で、かなりの高確率でサバサバしてるやつは他人なり身内なりとすぐモメる。
で、「本当、ドロドロしてるヤツってメンドくさい。自分サバサバしてるからそういうヤツってすぐ切っちゃう」とかいう。
メンドくさいって言ってるオメーが一番メンドくさい要因なんだよ、とは誰も言わない。みんな大人だから。
だが、とある日ふっと
親の仇のごとく自称鯖を蔑んでしまうのは、自分にも近い部分があるからではないのか。
自称鯖によく分からない因縁つけられ絡まれたりした経験もあるからだと漠然と思っていたが、
もしかしたら自分の中に『自称鯖』と同じ魂というか、近い性質を抱いているので、
ここまで無邪気という名のアケスケの下に、サバサバを名乗れる彼女達がどこかで羨ましいのではないか。
全くサバサバなどしていない、むしろネチっこい性質全開なのに、自分を合理的と称し得体が知れない「男脳」と名乗れるほど。そんな自分をつゆほども疑ってはいない。
魂は限りなく自由だ。
そんな姿を見ていると、自分がもしかしたら…万が一その橋を渡って彼岸に行ってしまうのではないか…または既にそう他人から思われているのではないか…と恐れ、
一大決心をして、その手の人を憎むのをやめてみた。
たまたま仕事で知り合った自称鯖のキャリアウーマン(同い年)と積極的に距離を詰めてみた。
飲みにも行ってみた。
みたいな痛々しい発言にも、穏やかに微笑んだ。
一緒に飲んでてベロベロに酔っぱらった彼女をとりあえず何とかタクシーに押し込んだが、その後どうやらタクシー内で暴れた彼女を、運転手さんがすみやかに最寄りの警察に連行したらしい。
彼女は警察で身柄を確保され、警官の監視下で一晩を明かすことになる。
でもLINEブロックしていただいて、むしろものすごくホッとしてる自分がいる。
人を愛しぬいて得た結論だ。
清々しい朝だ。
黙っていればモテる=ルックスが良い だもんね。 そんなこと頭のいい人は言わないよねえ。
そいつは自称おっさんなだけで自称サバサバじゃないのでは?おっさんは乙女なんだよ?
仕事で知り合った相手を誘うのってどうやるの?