籠池理事長 維新と自民の3人に依頼
大阪の学校法人「森友学園」の籠池理事長は、参議院予算委員会での証人喚問で、大阪府の小学校の設置認可基準を緩和してもらうため、参議院大阪選挙区選出で、日本維新の会の東徹参議院議員に協力を依頼したと証言しました。
さらに、小学校の認可や国有地の購入に関して、ほかに声をかけた政治家を問われ、自民党の北川イッセイ氏や柳本卓治氏の名前を挙げました。
さらに、小学校の認可や国有地の購入に関して、ほかに声をかけた政治家を問われ、自民党の北川イッセイ氏や柳本卓治氏の名前を挙げました。
日本維新の会の東徹参議院議員はNHKの取材に対し、「大阪・住之江区選出の大阪府議会議員を務めていた5年ほど前に、区内で幼稚園を運営していた籠池氏から『大阪府の小学校の設置基準は厳しいので話を聞いてほしい』と依頼があり、本人に会った。その後、私が府の私学課に設置基準がどうなっているのか確認した事実はある。府に問い合わせた内容を籠池氏に伝えていたかどうかは覚えていないが、おそらく、伝えていないと思う。松井知事に相談したり、府の担当者に働きかけたり、籠池氏から金銭をもらったりしたことは、全くない」と述べました。
東氏 設置基準を確認しただけ
日本維新の会の東徹参議院議員はNHKの取材に対し、「大阪・住之江区選出の大阪府議会議員を務めていた5年ほど前に、区内で幼稚園を運営していた籠池氏から『大阪府の小学校の設置基準は厳しいので話を聞いてほしい』と依頼があり、本人に会った。その後、私が府の私学課に設置基準がどうなっているのか確認した事実はある。府に問い合わせた内容を籠池氏に伝えていたかどうかは覚えていないが、おそらく、伝えていないと思う。松井知事に相談したり、府の担当者に働きかけたり、籠池氏から金銭をもらったりしたことは、全くない」と述べました。
北川氏 頼まれたことはない
北川イッセイ元参議院議員はNHKの取材に対し、「籠池氏とは会ったこともなく、知らない。何かを頼まれたことは一切ない」と述べました。