籠池氏証人喚問、国有地8億円値下げ「想定外でビックリした」
2017年3月23日11時11分 スポーツ報知
大阪府豊中市の国有地売却問題で、学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長(本名・籠池康博)が23日、参議院予算委員会の証人喚問に出席した。
籠池氏は冒頭で「瑞穂の国記念小学院」の土地取得について「財務省の中でどうなっていたのか知らない。8億円の想定外の値引きにビックリした」と発言。「応援してくれていたと思っていた方々が、手のひらを返すように離れていくのを目の当たりにして、どうしてこうなってしまったのだろうかとの思いもある。私だけがトカゲのしっぽ切りにせず、他の関係者を呼んで真相究明を進めて欲しい」と述べた。
大阪市の学校法人「森友学園」の理事長退任意向を表明している籠池泰典氏に対する23日の参院予算委員会での証人喚問要旨は次の通り。
【冒頭発言】
籠池氏 今年4月に小学校を開校できるよう頑張ってきた。教育者としての私の思いに安倍晋三首相、昭恵夫人、大阪府議会など多くの方々の理解をいただき、感謝している。
応援してくれていたと思っていた方々が、手のひらを返すように離れていくのを目の当たりにして、どうしてこうなってしまったのだろうかとの思いもある。
昭恵夫人には3回にわたり幼稚園を視察してもらった。2015年9月5日に昭恵夫人から園長室で「安倍晋三からです」として、封筒に入った100万円の寄付を受け取った。鮮明に覚えている。
大阪府豊中市の国有地については、想定外の値下げにびっくりした。交渉の詳細は承知していない。昭恵夫人から、口止めとも受け取れるメールが届いた。トカゲのしっぽ切りにせず、他の関係者を呼んで真相究明を進めてほしい。