「ムスリム批判は絶対に許されない」移民が侵食するスウェーデンの“パラレル・ソサエティ”化が深刻すぎる(国防省レポート)
tocana / 2017年3月21日 13時0分
トランプ政権・首席戦略官のスティーブン・バノンがかつて主幹を務めていたニュースサイトが「ブライトバート」だ。右翼的サイトと米国では認識されているが、その「ブライトバート」で先頃、スウェーデンの国防省が最近発表したレポートについての興味深い記事を掲載している。
■「パラレル・ソサエティ」化するスウェーデン
公表されたこの「国防省レポート」は、まず、「ムスリム同胞団のような反民主的組織の排除を目的」に書かれたと述べている。続いて、スンナ派イスラム主義組織のムスリム同胞団がスウェーデン社会内に密かに浸透し、組織や政党を立ち上げ、「パラレル・ソサエティ」を構築しようとしていると主張している。
【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2017/03/post_12643.html】
パラレル・ソサエティとはスウェーデンの文化と融合せずに、イスラム文化をスウェーデンで育む共同体だ。そして、皮肉なことにスウェーデンの「ポリティカリーコレクト」つまり中立性を重んじる文化がある意味災いして、この風潮を支持する様相になっていることを指摘している。さらに記事が訴えている問題点は下記のようなものだ。
「ムスリム同胞団活動家が目指しているパラレル・ソサエティの構築によって、スウェーデンは国家の社会的一体感の面で長期的な問題を抱える」
「アフリカと中東からの移民は親族の招聘や難民のかたちで、今後も継続して増える可能性がある」
「ムスリム同胞団の目標はスウェーデンおよびヨーロッパ全体でイスラム教徒の数を増やすことであり、それによってスウェーデン人とイスラム教徒間でつばぜり合いが起きるであろう」
1828年に創設されたムスリム同胞団は、疑いなく世界最大のイスラム主義組織であり、英国のイスラム評議会およびその他多くのヨーロッパのイスラム機関の主流ともつながりを持っている。しかし同グループは、武装勢力との関係強化を指摘されており、バーレーン、エジプト、ロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の政府においては“テロ組織”とみなされている。
■スウェーデンで多文化主義が問題視されたことはきわめて珍しい
問題の「国防省レポート」は、ムスリム同胞団はイスラム教徒とスウェーデン社会における緊張の増大を試みており、政党、NGO、教育機関、その他の市民社会組織をターゲットにしていると訴えている。そして批判はスウェーデンの政治エリートたちにも及び、彼らの移民への「寛容性と容認」を非難している。スウェーデンではイスラム教への批判をすると、「人種差別者」や「イスラム教恐怖症」と見なされる危険があり、その人物が築き上げてきたキャリアさえも奪ってしまうとも述べられているのだ。
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