「ちょい不良(わる)ジジイ」のすすめを説く雑誌が6月に創刊される。創刊編集長は「ちょい不良オヤジ」の流行を作り出した岸田一郎さん。20代から30代にバブル経済を経験した60歳前後の世代は「潜在的に物欲を持つ。そこを刺激すれば日本経済の浮揚にもつながる」(岸田さん)という。
雑誌名は「GG(ジジ)」で「ジジイ」と「ゴールデン・ジェネレーションズ」の二つをかけた。エイチ・アイ・エスなどが出資し、設立した「GGメディア」(本社・東京)が発行する。岸田さんは、自分のために時間もお金も使い、残された人生を「ちょい不良ジジイ」として楽しもうと呼びかける。
今年60歳になる世代は、1976年、19歳のときに雑誌「ポパイ」が、22歳で「ホットドッグプレス」(79年)が創刊され、「ニュートラ」「ハマトラ」などの流行を経験した。80年代後半から90年代初頭のバブル経済のころは30歳前後の中堅社員になっていた。
岸田さんは「この世代は幼いころからモノがあふれ、流行を追いかけた世代だ。幼いころにモノが不足していた団塊の世代とは価値観も違う」と指摘する。
岸田さんが2001年に創刊し…
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