フジテレビ社員書類送検 暴力団関係者に名義貸し容疑
k10010920041_201703221216_201703221217.mp4
フジテレビの記者だった社員が、知り合いの暴力団関係者が高級外車を購入する際に名義を貸していた問題で、警視庁は、社員が車を使用すると偽って運輸局にうその登録をしたとして、社員と暴力団関係者の2人を書類送検しました。
書類送検されたのは、フジテレビの社会部の記者だった32歳の男性社員と、知り合いで59歳の山口組系の暴力団関係者の2人です。
警視庁の調べによりますと、2人は、おととし3月、社員が高級外車を使用すると偽って、国土交通省関東運輸局にうその登録をしたとして、電磁的公正証書原本不実記録などの疑いが持たれています。
これまでの調べで、暴力団関係者が「高級外車を購入したいが、借金があり、ローンが組めないので名義を貸してほしい」と依頼し、社員が応じたということです。
警視庁やフジテレビによりますと、社員は警視庁の記者クラブに所属していた4年前に、取材を通じて暴力団関係者と知り合い、都内の高級飲食店などで1回につき、15万円程度の接待を20回以上受けていたということです。
調べに対し2人は容疑を認め、このうち社員は「すぐに名義を元に戻すと説明されたうえ、飲食の接待を受けていたことなどもあり、断れなかった」などと話しているということです。
この問題を受けて、フジテレビは社員を記者職から外し、ことしの元日から休職1か月の懲戒処分にしていました。
警視庁の調べによりますと、2人は、おととし3月、社員が高級外車を使用すると偽って、国土交通省関東運輸局にうその登録をしたとして、電磁的公正証書原本不実記録などの疑いが持たれています。
これまでの調べで、暴力団関係者が「高級外車を購入したいが、借金があり、ローンが組めないので名義を貸してほしい」と依頼し、社員が応じたということです。
警視庁やフジテレビによりますと、社員は警視庁の記者クラブに所属していた4年前に、取材を通じて暴力団関係者と知り合い、都内の高級飲食店などで1回につき、15万円程度の接待を20回以上受けていたということです。
調べに対し2人は容疑を認め、このうち社員は「すぐに名義を元に戻すと説明されたうえ、飲食の接待を受けていたことなどもあり、断れなかった」などと話しているということです。
この問題を受けて、フジテレビは社員を記者職から外し、ことしの元日から休職1か月の懲戒処分にしていました。
フジテレビ 調査結果放送し謝罪
フジテレビの記者だった社員が書類送検されたことを受けて、フジテレビは22日夕方のニュース番組で会社による調査結果を放送し、改めて謝罪しました。
この中で、アナウンサーが、調査は社員本人や担当の上司ら20人以上から聞き取りを行ったとしたうえで、高級外車購入の名義貸し以外にも、社員が暴力団関係者に現金230万円を貸し、そのうち170万円が今も返済されていないことなどについて説明しました。
さらに、社員が警察に名義貸しを疑われていることを暴力団関係者に伝えていたことや、暴力団関係者が社員に対し、高級外車を一時期、暴力団員が使っていたと話していたことを明らかにしました。
およそ10分間の調査結果の放送の最後には、「元記者が書類送検されたことを重く受け止めており、再発防止に向け、記者の管理と教育の徹底を図り、信頼回復に努めてまいります。視聴者の皆様ならびに関係者の皆様に心より深くおわび申し上げます」と述べ、改めて謝罪しました。
この中で、アナウンサーが、調査は社員本人や担当の上司ら20人以上から聞き取りを行ったとしたうえで、高級外車購入の名義貸し以外にも、社員が暴力団関係者に現金230万円を貸し、そのうち170万円が今も返済されていないことなどについて説明しました。
さらに、社員が警察に名義貸しを疑われていることを暴力団関係者に伝えていたことや、暴力団関係者が社員に対し、高級外車を一時期、暴力団員が使っていたと話していたことを明らかにしました。
およそ10分間の調査結果の放送の最後には、「元記者が書類送検されたことを重く受け止めており、再発防止に向け、記者の管理と教育の徹底を図り、信頼回復に努めてまいります。視聴者の皆様ならびに関係者の皆様に心より深くおわび申し上げます」と述べ、改めて謝罪しました。