皆様、こんにちは。
保育園、幼稚園に通う子供を持つ家庭にとって大きなニュースとなった、兵庫県姫路市内の私立認定こども園「わんずまざー保育園」の問題。このニュースの第一報が出てから続々とブラックな情報が飛び出し、本当に怒りが湧いてきます。
それとともに、じゃあ自分が子供を預けるとなった時に悪意のある経営者であることを見抜けるかどうかといわれたら、絶対に見抜けるなんていえません。ということは、自分も被害者になっていた可能性があるし、これから転園などをした場合に被害者になることも考えられます。
そう考えるととても恐ろしいことです。
そしてこのニュースで1番腹が立つのがそのこども園の園長のやり方とコメントです。本当に最悪です。その部分についてフォーカスしながら、ニュースを振り返っていきたいと思います。
「わんずまざー保育園」のニュース概要
まず何が問題だったかを振り返ってみます。最初にニュースで出てきたのは、
- 46人の定員を20人程度上回る園児を受け入れ
- 保育士の人数を水増しして届け出
- 70人近い園児に対して40人分の給食しか用意せず
- 主食・主菜・汁などを一つの器に入れて0歳児に食べさせる
- 前日までの余った給食を使い回す
- 保育士を園長個人が別途運営するベビーシッターでも働かせる
- 暖房も冷房も入れない
といったものでした。特に給食の画像に関しては、衝撃……
出典:母親悔しさ吐露「なんでこの子だけ体重増えないの」 給食のおかずスプーン1杯…こども園が定員超過隠し運営 (1/2ページ) - 政治・社会 - ZAKZAK
こんなことが現実に起こっているなんて信じられません。
更にどんどん出てくる問題点。
- 保育士が園の門を一分でも遅れて通ると罰金1万円
- 時間外勤務手当は支給せず
- 無断欠勤すればボランティア勤務7日間
- 不正に入園料を徴収
- 不正に給食費を徴収
ただでさえ保育士に散々働かせている中で罰則を設け、自分は不正なお金を徴収していたようです。
小幡育子園長の考え方の恐ろしさ
ここまででも充分最悪な気分なのですが、園長である小幡育子のコメントが本当に恐ろしいのです。
認可外保育所だった時代の感覚で運営していた
まずこのコメント。恐ろしくないでしょうか!?認可外の時代の感覚でやってしまったというものです。
つまり「認可外だったらこんな感覚でも許されるという意識がある」ということ。
こんなものは認可だろうが認可外だろうが許されていいものではありません。当たり前のことです。
認可外であれば園児の給食を勝手に減らしてもいいのでしょうか?空調をつけなくてもいいのでしょうか!?保育士の待遇を悪くして、罰金を徴収していいのでしょうか。
そんなわけがありません。
それにもかかわらずこんなコメントが出るという時点で考え方が根本からおかしいといえます。もしかして他にもこういう感覚の人間が保育所を経営しているのかと思うとゾッとします。
困っている保護者を助けようと思った
そしてこのコメントです。子供を預ける場所がなくて困っている保護者を助けようと思った、というもの。
このコメントを見た時に本当に最悪の気分になりました。というのは、恐らく悪事がバレて追求された時にこういえばある程度言い訳として成立するだろう、とあらかじめ計画されたコメントであるからです。それ以外考えられません。
それぞれ行った行為は全て計画されていて金銭面でも自分の懐にお金をたくさん入れようとしているのが丸わかり。突発的でないことは、検査の時に隠蔽していたという経緯から明らかです。
ということは、悪いことをしている自覚があるということ。
ここで「保護者の感情を利用してしまって申し訳ない」だったらまだわかりますが「助けようと思った」とコメントしているところが考え方として終わっています。
この「助けようと思った」というコメントが逆に反省なんか全くしていないことを表しています。
ここまでしておいて、悪気がなかったことを主張しているんですから、マジで腹が立ちます。
色々な人の弱みにつけこむ気分の悪いニュース
ここ数年、保育士の給料が低いことや待機児童が多いことが社会問題となり、色々な人が解決に向けて動いています。
このニュースは、給料が低く生活が成り立たない保育士の弱みと、子供を預けられないと仕事に復帰することができないという保護者の弱みの両方を利用したものです。子供を預けられるとわかった時に両親はきっと凄く安心して感謝したと思います。それで預けた先がこんな場所だったら救われません。
そしてこの問題は発覚したからといって即解決できるものではありません。なぜなら70人近くの園児は簡単に転園することができないからです。そこまで解決できない限り問題は継続します。完全解決まではまだまだ時間がかかるでしょう。
これが認定こども園なんですから、怖いです。
暴力的な虐待などはないですが、人の弱みにつけこむ気分の悪いニュースです。
まとめ
「わんずまざー保育園」で起こった様々な問題を調べるにつれ、園長の小幡育子という人物のあまりの恐ろしい感覚、コメントに気分が悪くなりました。
保育園は数が少なくそれだけでも大変なのに、親はその質も見極めなければならず、こういった事件が起こってしまうとどうしたらいいかわからなくなります。そしてきっと見極められなかった自分を責めることになります。
こういう考えをもった経営者は絶対に許せません。もう2度とこういうニュースは見たくないですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
んだば、まだ。