昨夏、函館市内などでロケが行われた人気少女漫画の実写化映画「PとJK」が、25日から全国で公開される。夜景や坂道、洋館や港など函館ならではの美しい風景が随所にちりばめられ、主人公が通う高校として遺愛学院が撮影に協力した。函館ロケをサポートした「はこだてフィルムコミッション」は、市内の撮影場所を紹介する「ロケ地マップ」を配布している。
「PとJK」は、道内出身の漫画家三次(みよし)マキさんが「別冊フレンド」(講談社)に連載中の大ヒット作。女子高生と警察官の「年の差結婚」という斬新な設定のラブストーリーで、映画は土屋太鳳さんと亀梨和也さんが主演。「ストロボ・エッジ」(2015年)「オオカミ少女と黒王子」(16年)などのヒット作を手がける広木隆一監督がメガホンを取った。
劇中で多くのシーンに登場する遺愛学院での撮影は、昨年6月中旬から1カ月ほどかけて行われた。遺愛女子中・高の福島基輝校長によると、広木監督が講堂を気に入り、ロケ地に選んだという。撮影チームは授業に支障が出ないよう日程を組み、学校側も事前に生徒たちに説明を行ったことでスムーズに進んだ。