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【スポーツ異聞】平昌五輪ジャンプ台がサッカー場の奇抜な企画がコケた 悪臭に泥んこピッチ、選手もサポーターも激怒

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【スポーツ異聞】
平昌五輪ジャンプ台がサッカー場の奇抜な企画がコケた 悪臭に泥んこピッチ、選手もサポーターも激怒

平昌五輪でジャンプ競技が行われるジャンプ台。3月11日にはKリーグ・江原FCが初のホーム試合を行ったが、悪臭に泥んこピッチと散々。最低な評価を受けてしまった(AP) 平昌五輪でジャンプ競技が行われるジャンプ台。3月11日にはKリーグ・江原FCが初のホーム試合を行ったが、悪臭に泥んこピッチと散々。最低な評価を受けてしまった(AP)

 平昌五輪のジャンプ会場、アルペンシアスキージャンプ場を本拠地とするサッカー・Kリーグクラシック(1部)の江原FCが3月11日に初めてホームグラウンドで公式戦を行った。五輪後の施設活用で五輪組織委員会が頭を抱えている中、数少ない活用例で、サッカー場として「世界初デビュー」(SBSテレビ)と持ち上げられた。ところが、選手や観客からは泥んこのピッチ、漂う堆肥臭、最悪なサービスなどのお粗末ぶりに「ここはサッカー場じゃない」と怒りがぶちまけられた。クラブは反省文を提出したが、韓国メディアは奇抜なアイデアの話題先行であり、競技場の適切な管理ができていないと厳しい批判が治らない。

 実施前まで「新概念の運動施設」と評価されたアルペンシア・ジャンプ台を活用したサッカー場。昨季の平均観客数1057人の江原FCにとって、2017年シーズンからホームとしてジャンプ場を活用した初の本拠地試合のうえ、4年ぶりの1部昇格も手伝って5倍近い5098人が来場した。

 ところが、中央日報によると、観客は競技場から2キロも離れた駐車場に車を止めると、泥道を上下動しながらやっとの思いでスタジアムに到着。すると、今度は座席工事が完了していないために背もたれのないプラスチック製のイスに座らされ、芝生育成のために散布された肥料による悪臭に悩まされた。しかも、トイレも売店もないときた。江原FCの公式フェイスブックには「プロチームのレベルにふさわしくない」などとサポーターの激怒の声が相次いだ。

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