昨年、小4息子の担任の先生からはっきりとグレーゾーンのことを告げられたとき、やっぱりそうか。って感じでした。そりゃショックでしたけど、ちゃんと言ってもらえてよかった。
幼児の頃は専門医に診せたことがあるのですが、経過観察で。
再度行った方ががいいとは思っているのですが、息子のプライドもあるのでなかなかです。でも春休みに入ったので、私が勉強する意味でも行こうかと思っています。発達障害っていっても色々あるだろうし、軽々しく口に出してはいけないこともわかってます。それに私が理解することで効果的なことをしてあげられる。それについてはまた書いていこうと思います。
で。何が起きているかというと。
まず、基本的な能力がとても低い。
運動にしても勉強にしても全てそうで、まあなんとかなるやろ。となんて思っていたけれど、そんなに甘くはなかった。
字が異様に汚くて手先が極端に不器用。人が言ってる言葉の理解もかなり遅い。まず文章が読めない。
なんというか、脳の伝達する部分が少し欠けてるというか。
全体を把握することができないんです。算数は、図形にしてもグラフにしても、計算以外はとても難しい。文章題は、まず何を聞かれてるかわからないので少し難しくなると解けません。
それに運動もどうやったら自分の体が動くかわかっていないような動き方をします。かわいいんだけどね。
低学年のうちはなんとかなるんですよね。みんな字が汚いし、勉強も難しくない。
でも、3年生くらいからだんだん授業についていけなくなり4年生で本格的に遅れはじめました。
でも、私は息子には何か才能があるような気がして。それは今も変わってなくて。
私のどうでもよしこさん表版の漫画を読んでる人ならわかってくれるかもしれませんが、彼、面白いんです。とっても。いつもなんだかハッとする発想がある。これってある意味才能なのできっといつか花開く時が来るんじゃないかと。ただ、遅咲きなのは間違いないな。と。
それに息子は素直で頑張り屋。勉強が得意ではないことは自分でもわかっていて、個別教室のトライに通って一生懸命頑張りました。
トライの個別教室の責任者の先生がおじいちゃんの優しい先生で、本当によかった。
算数は80点。国語は大体90点を取ってくるように。
小学校の勉強でそんなん当たり前って言われそうですが、でも当たり前のことが息子にはとても難しい。
運動にしてもそうです。まず、普通のお子さんができることができません。
幸いとっても野球観戦が好きだったので、せめて、キャッチボールくらいは出来ないとマズイなあと思って、近所のスクールに通わせました。スクールといっても本格的なベースボールクリニックで、周りはリトルリーグで活躍してる少年がさらにうまくなるためのところ。マンツーマンで息子に優しく指導してくれるところがそこしかなかったので、仕方なかった。でもさすがプロで、なんとかこの冬リトルリーグに入るくらいまで上達しました。
トライにしても、そのベースボールクリニックにしても、たどり着くまでにとても時間がかかり、色んな試行錯誤がありました。
それは何故か。
親である私の問題です。
私は、なぜか芦屋という高級住宅街に住んでいます。まあ生まれ育った場所がそこだから。という理由しかないのですが、周囲の教育水準はかなり高い。お医者さんや経営者のご子息がゴロゴロ。灘や甲陽など有名私立中学を受けるお子さんも多い場所です。
はっきり言います。
私は負けたくなかった。というか負けを認めたくなかった。
そう、息子がグレーゾーンであることを認めたくなかった。
悔しかった。
なぜなら。
私は、これまた、なぜか周りに高学歴者がゴロゴロいる会社で働いています。
なんでかってたまたま入った会社がそうで。
息子もそうなってほしい。と思ってしまう、
あと。
変な子育て情報に思い切り踊らされていたところもあります。何歳までに〇〇をさせなくちゃ手遅れ。とか。まるでお金と手間をかければ凡才も天才になるように親を脅す。そんなことありえないのに。
で。
人に負けることが悔しくて。それに自分が努力しきれてないことが悔しくて。(←これは働いてる母親独特の感情)
どうしても感情のコントロールができなくなっていました。ノイローゼ状態です。
なんでできないんだ。努力が足りないんじゃないのか。〇〇くんは簡単にできることがなんでお前にはできないんだ。アホだ。
ずっとずっと感情のままに息子を罵倒してしまうことが増えて、それで自分を責めて、でも繰り返してしまう。息子はそれでやる気をなくしてしまう。
息子はお母さんが大好きなのに。
この1年間というもの、私の人生にとって一番大事な息子の一番大事なところからずぅっと目をそらして、違うんだ違うんだやればできるんだ。今はやる気になってないからだ。っとずっと叱ってきました。
今でもそれは時々やらかしてしまう。
でも、グレーゾーンの子どもって、親でもそうと気づかないところもあるのも事実です。
夫に息子のことはもうあきらめろ。(いい意味で)と言われたときも、やっぱりあきらめられなかった。
で。いつものように叱ったある日。。(明日に続きます。)
(ちなみに、息子は私にそっくり遺伝。私もちょうど息子くらいの年に病院に連れていかれた覚えがあります。なぜか夫に似てくれると信じておりました。顔は夫そのまんまなんで。
どうでもよしこさんという私の漫画ブログは、実はこれが裏テーマ。あまりに生きづらくて、何かしないと本当につらかった。で、息子のことだけではなく、2月に仕事で許せないことがあり、このテーマに逃げずに向き合おうと思ったのがこの裏アカウントのきっかけです。徐々に書いていきます。)
ホタルイカは、寿司にしない方がいいね。