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世耕経済産業大臣が「ハノーバー宣言」に署名しました~第四次産業革命に関する日独協力の枠組みを構築~

本件の概要

世耕経済産業大臣は、3月19日に、ドイツ連邦共和国(ハノーバー)でツィプリス経済エネルギー大臣と会談し、第四次産業革命に関する日独協力の枠組みを定めた「ハノーバー宣言」に署名をしました。

1.ハノーバー宣言の概要(主な協力事項)(別紙1)(別紙2)

(1)IoT/インダストリー4.0に関するサイバーセキュリティ

  • サイバーセキュリティ関連の国際標準化に向けた議論を加速

(2)国際標準化

  • IoT/インダストリー4.0に関する横断的モデルを2017年1月に日本からIEC(国際電気標準会議)に提案。国際標準化機関において、日独でこの分野の標準づくりの議論を先導。

(3)規制改革

  • 2016年のG7情報通信大臣会合で合意されたデータ流通原則の推進、OECDを活用したデータ流通原則の効果測に関する協力

(4)中小企業支援

  • 日独のIoT活用に秀でた中小企業の相互訪問・知見の共有の継続

  • 日独の中小IoT企業連携を両国政府が資金面で支援

(5)研究開発

  • 産業技術総合研究所とドイツ人工知能研究所(DFKI)の人工知能分野における協力MOUの締結

  • 日独企業間の共同研究開発を両国政府が資金面で支援(日本側は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施)

(別紙3 :日独企業間の国際共同研究開発について)

(6)プラットフォーム

  • 民間のIoT/インダストリー4.0の推進団体間の協力

(7)デジタル人材育成

  • ものづくりを中心とした既存従業員のデジタルスキルの習得・スキル転換に向けた政策連携

(8)自動車産業

  • 自動車産業政策に関する協議の実施。充電インフラ協力に加え、自動運転・コネクテッドカー等の議論を開始

(別紙4:電動モビリティ・自動運転・コネクテッドカー等に関する覚書の詳細)

(9)情報通信分野の協力

2.署名者

日本側: 世耕経済産業大臣、高市総務大臣

ドイツ側:ツィプリース経済エネルギー大臣

3.これまでの経緯

  • 2015年3月の日独首脳会談において、日独間で製造業におけるIoT(モノのインターネット)/インダストリー4.0協力を推進していくことに合意。
  • これを具体化するため、両国の経済省間で議論を重ね、昨年4月28日に、経済産業省とドイツ連邦経済エネルギー省との間で、サイバーセキュリティや国際標準、規制改革、人材育成、研究開発等での連携を進める次官級の共同声明に署名。
  • 今般、これまでの1年間の進捗を確認し、また今後の協力を深化させる「ハノーバー宣言」を、閣僚級で合意、署名。

担当

製造産業局参事官室参事官 風木
担当者: 安藤、坂本
電 話:03-3501-1511(内線 3641~4)
03-3501-1689(直通)
03-3501-6588(FAX)

公表日

平成29年3月20日(月)

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