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 昨年7月の参院選で、「なし」と書かれた票が政治団体「支持政党なし」(佐野秀光代表)の有効票に当たるかが争われた訴訟の上告審で、団体の敗訴が確定した。最高裁第三小法廷(岡部喜代子裁判長)が21日付の決定で、団体の上告を退けた。

 「支持政党なし」は比例区に候補者を2人擁立したが議席を得られなかった。「『なし』の記載に、団体に投票する意思があることは明らかで、有効票とすべきだ」と主張したが、昨年11月の東京高裁判決は「有効票と扱うのは無理がある」として退けた。