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【ドラニュース】

投確は2人だけ 大詰め開幕ローテ枠4人が横一線

2017年3月22日 紙面から

引き締まった表情でストレッチをする鈴木=ナゴヤドームで(篠原麻希撮影)

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 生き残るのは、オレだ−。中日・鈴木翔太投手(21)が21日、ラストチャンスへの決意をあらわにした。22日のロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)で先発予定。開幕ローテ入りの当落線上に身を置く右腕にとっては、命運を左右するテストの場となる。最終章に突入したサバイバルに、快投で決着をつける。

 あと少し、手を伸ばせば届きそうなのは確か。「ここまで来たら、入りたいです」。栄えある開幕ローテの座。鈴木は欲を隠さない。21日はナゴヤドームで練習し、ブルペンで最終調整。決意の表情とともに、千葉に入った。

 初めて上がるZOZOマリンスタジアムのマウンドは、総仕上げの場になる。前回先発した15日のウエスタン教育リーグ・阪神戦(ナゴヤ)では5イニング1/3で2失点ながら8四死球。反省点は言わずもがなで「無駄な四球を出さずに、結果にこだわりたい」と見据える。

 オープン戦では3試合計12イニングで3失点、防御率2・25。「自分の球が投げられれば抑えられる」との自信も得た。呪文のように言葉にしてきたのが「縦振り」。投球動作で軸がぶれて体が「横振り」になると、直球はシュート回転して制球を失う。その精度の向上こそが、好投に直結する。

 春季キャンプから順調に刻んできたステップ。今季初の対外試合で先発マウンドを与えられて以降、次々とチャンスに応えてきた。成長著しい若手の筆頭格としての自覚を持ち「期待に応えていかないといけません」と胸に刻む。

 限られた先発の枠。若手のデッドヒートに負けるわけにはいかない。22日のロッテ戦では、2番手で小熊が登板予定。さらにナゴヤ球場でのウエスタン・リーグのオリックス戦には若松が先発する。20日に先発した又吉も含めた一斉テスト。アピールなき者は脱落するだけだ。

 

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