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 ブラジルで、複数の大手食肉加工業者が検査官に賄賂を贈るなどして、安全基準を満たさない牛肉などを国内外で販売していたことが明らかになった。地元メディアが伝えた。21施設で不正が発覚しており、日本の厚生労働省は21日夜、捜査対象となった業者からの食肉輸入を保留するよう全国の検疫所に通知した。

 ブラジル当局やメディアによると、食肉偽装や汚職の疑いで、少なくとも30人が逮捕。3施設が操業停止処分になったという。

 厚労省によると、不正業者のうち1業者が日本に冷凍鶏肉を輸出していた。ただ、現地で衛生上の問題が確認された3施設ではなく、同省は「国内に流通している食肉には問題がないとみている」としている。

 欧州連合(EU)は偽装に関わ…

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