ある人がゲーマーかどうかを分かつラインは、「時間を作ってゲームをしている」と「時間潰しにゲームをしている」との差ではないか、と感じています。
私は昔からのゲーマ―ですし、ゲーム大好き人間なので、かなり必死に時間を作ってゲームをしています。
育児とゲームの両立というのは結構大変でして。子どもを風呂に入れたりご飯食べさせたり寝付かせたりといったことは可能な限り私もやりたいので、仕事を終えて帰ってからの時間は当面それで埋まります。勿論これはこれで楽しいのですが、寝付かせてから一緒に寝落ちすると翌朝まで時間が飛ぶので頑張って起きます。で、奥様とお茶を飲んだりゲームをしたりします。そこが主なゲームの時間です。
なので、思いがけずに空き時間が出来た時には、「おっしゃああ!この時間であのゲームやあのゲームが遊べるぜーーーーっ!!!」というハイパーテンションになります。今でいうとフォーオナーとか、三国志大戦とか、モンハンダブルクロスとか、プリニーとか、イーアルカンフーがそれに該当します。
そんな感じなので、私には「暇つぶしにゲームをやる」という感覚が理解できません。スタンスが人それぞれというのは重々理解しているつもりなのですが、それでも肌感覚で言えば、「暇潰しでゲームなんてゲームが勿体ない」と思ってしまいます。潰すくらいならその暇私にくださいお願いです、と思ってしまいます。
私は、ゲームは積極的に、真剣に、主体的に遊ぶものだ、と思っています。だから、主体的に遊べないゲームはあんまり好きではありません。最近のソーシャルゲームはそうでないものが多いのかも知れませんが、ひと昔前のソーシャルゲームがあまり気に入らなかった理由もそれでした。
(注:6年前に書いた記事です)
ただ、恐らく、ゲーマーでない人にはそういう感覚こそ理解出来ないんですよね。
例えばゲームを遊ばない人に休日の予定を聞かれて、「ゲームをやる」と言ったら「暇なんじゃん」と言われた経験というのは、ゲーマーであれば誰でもある経験ではないでしょうか。彼らにとっては、ゲームは「暇だからなんとなくやるもの」であって、「わざわざ時間を作ってまでやるもの」ではない。時には予定の優先度の話、「暇なんだからこっちに付き合ってよ」とねじ込まれることや、「暇なのにこっちに来てくれないというのは、自分の優先度はそんなに低いのか」などと勘違いしてしまうことすらあります。
そうではないのです。あなたに付き合う時間はそれはそれでとても貴重なのですが、ただそれはやっぱり「今の予定」にとって代わる予定になってしまうのであって、既存の予定との調整案件になってしまう、ということは理解頂きたいのです。
いや、勿論、時にはゲームより優先するべき用事、というものはあります。たくさんあります。ゲームしないで飲みにいく時間が貴重なこと、ゲーム以上に楽しいことだってそりゃある。ただ、それでも、「ゲームをやる予定」というのは、ゲーマーにとっては他の予定と同じくれっきとした「予定」であり、決して「暇な時間」という訳ではない。他の予定と同じく、優先順をつけて考えるべき時間割なのです。
人間は、自分で理解出来ない時間の使い方について、時に尊重出来ないことがあります。自分の時間の使い方が、他人から軽んぜられてしまうととても悲しい。
勿論これはお互い様なのでしょう。私は私で、他人にとっての「時間の使い方」の価値を理解出来ないことはあると思います。自分に理解出来ない時間の使い方でも尊重するよう努めてはいますし、これからもそうするつもりですが。
ただ、世の中の非ゲーマーの皆さんにおかれましては、「ゲームやる」と言われた時、それが一足飛びに「暇な時間なんだな」と思うことについては慎重であって頂きたいなあ、と考える次第なのです。それはもしかすると、その人にとっては何よりも貴重な時間なのかも知れません。ない時間を必死にひねり出した、血の二時間なのかも知れません。
理解は出来ないが、尊重する。そういったスタンスをお互いにとれると、幸いなことこの上ありません。
世のゲーマーの皆さんが、幸福なゲーム生活を送れることを願って止みません。
今日書きたいことはそれくらいです。