NHKニュース7 2017.03.19

豊洲市場の問題。
キーパーソンが証言しました。
こんばんは。
ニュース7です。
まず豊洲市場の問題です。
石原元知事の側近中の側近ともいわれた浜渦元副知事が、東京都議会の百条委員会に証人として呼ばれました。
その浜渦氏ですが、こちら、副知事の就任後に、移転交渉の責任者となり、よくとしの平成13年には、豊洲への移転について、東京ガスと基本合意の文書を交わしました。
交渉の過程では、水面下の交渉を持ちかけたとされていますが、きょうの質疑では東京ガスから提案された。
先方の意向をそんたくしないとうまくいかないと述べ、水面下の交渉に応じる必要があったとする認識を示しました。
午後1時から始まった都議会の百条委員会。
まず聞かれたのは、移転交渉の責任者を担うことになった経緯でした。
石原元知事の側近だった浜渦武生元副知事。
これまでのNHKの取材には、土地の取得交渉について、石原知事から腕力でやれと言われたと話していました。
その交渉で行われたとされるのが、水面下の交渉です。
別の開発計画があり、株主にも説明している東京ガスとの交渉には、必要だったとする認識を示しました。
そして東京ガスとの交渉を進めるため、東京ガスの幹部と縁戚関係にあり、閣僚を務めた国会議員に取り次ぎを依頼したことや、地元の江東区の区長や、区議会の有力者などにも、根回しを行ったことを明らかにしました。
質疑では、東京ガスが提出した資料の中に、浜渦元副知事の指示として、都の理事が東京ガスに対し、早期の決着を迫る内容の文書についてもただされました。
豊洲市場では、最終的に土壌汚染対策の費用が、858億円まで膨らんでいます。
当時の交渉での状況については。
ただ、平成13年に、移転に向けた基本合意を結んだあとのことは把握していないと述べました。
時折、強い口調で説明を続けた浜渦元副知事。
現在の混乱を生んでいる責任はないのかなどの指摘に対しては。
百条委員会はあす、石原元知事に対する質疑が行われます。
一方、移転の可否を判断する根拠の一つ、地下水の再調査の結果が、専門家会議で公表されました。
この調査でも、多くの地点で環境基準を上回る有害物質を検出しました。
再調査の結果が公表されたきょうの専門家会議です。
平成26年11月から去年までの2年間、9回にわたって行われた地下水モニタリング調査。
豊洲市場の安全性を確認するためです。
ところが、9回目の最終調査で、過去8回に比べ、市場のより広い範囲で、さらに突出して高濃度の有害物質を検出。
関係者に衝撃が広がりました。
このため、1月から再調査が行われました。
その結果です。
29か所の調査地点のうち、25か所で環境基準を上回る有害物質が検出されたということです。
ベンゼンについては、環境基準の100倍の濃度が検出されたというデータも、一部で示されました。
今回の結果は、急激に有害物質の濃度が上昇した、9回目の調査結果と同じ傾向を示したものといえます。
その9回目の調査は、過去8回とは違う手順で行われていたことが分かっていますが、専門家会議は、手順の違いによって、分析結果に大きな違いが生じていることはないと考えられるとして、問題はないとする見解を示しました。
では、なぜ高濃度の有害物質が検出されたのか。
専門家会議は、8回目の調査を終えたあとの去年9月から、地下水の上昇を抑えるシステムが稼働したことで、地下水流や水圧が変化したことが影響した可能性があると分析。
さらに詳しい調査を進めることにしています。
一方、平田座長は、豊洲市場では水道が完備され、地下水を利用しないため、地下水に環境基準を超える有害物質が含まれていたとしても、安全性に問題はないとする見解をこれまで示しています。
小池知事は。
東京都庁には、首都圏放送センターの津武記者がいます。
津武さん、まず豊洲市場の地下水の再調査の結果ですが、今後、移転の判断にどう影響するのでしょうか。
専門家会議では、今回の結果を受け、引き続き、経過を見るとしていますが、豊洲市場では、地下水を使うわけではないので、安全性に問題はない。
つまり地上と地下を分けて考える見解を示しています。
一方の小池知事は、今回の調査を、移転を判断する科学的根拠の一つと位置づけているものの、地上と地下を分けて考える考え方は、都民の理解、納得を得られないという姿勢です。
今回の結果についても、重く受け止めていると述べているため、移転の判断までには時間がかかる可能性があります。
築地市場では土壌汚染が明らかになり、豊洲市場では維持管理に1日500万円が費やされるという中、移転判断の時期や基準を明らかにするよう求める声が、今後強まることも予想され、小池知事の対応が問われます。
一方、都議会の百条委員会では、きのうときょう、歴代の市場長や、浜渦元副知事への証人質疑が行われました。
あすはいよいよ石原元知事が証人として呼ばれますが、どのようなことが焦点になりますか。
これまでの証言を整理しますと、豊洲移転は規定路線だったのかどうか、また、重要な局面で報告を受けていたのかどうか、石原元知事と当時の都庁幹部との間では、食い違いが目立っています。
まずはこうした疑問を解消することができるのか焦点となります。
ただ、移転事業そのものについては、きょうまでの質疑を取材するかぎり、決定的なかしがあったと言い切ることは難しい状況です。
特に焦点の一つとなる、水面下交渉については、浜渦元副知事が、株主に説明責任のある東京ガスの立場を配慮したもので、適正だったと主張しました。
東京ガス側も、交渉を進めるための実務者協議だという認識を示していまして、一部で指摘される、裏取引の存在などは否定された形です。
あすの石原元知事への質疑は、総括的な意味を持つだけに、質疑時間が当初の3時間から1時間に短縮された中で、問題の決着へ筋道をつけられるのかどうか、焦点となります。
次は北朝鮮です。
こちらはきょう、国営メディアが公表した写真です。
キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が見つめる先にあるのが、こちら、弾道ミサイルに使用する、新型の大出力エンジンの燃焼実験です。
北朝鮮はこの実験に成功したと発表。
みずからのミサイル技術を誇示し続けています。
きょうの午後、北朝鮮の国営テレビ。
北西部トンチャンリにある、ソヘ衛星発射場できのう、弾道ミサイルに使用する新型の大出力エンジンの燃焼実験を行い、成功したと伝えました。
放送では、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が、関係者の1人を背負って、満面の笑みを浮かべる画像も。
今回の実験には、対北朝鮮政策の見直しを進めるアメリカのトランプ政権を強くけん制するねらいがあると見られます。
武力行使も排除しない姿勢を示している、アメリカのティラーソン国務長官はきょう、中国の習近平国家主席と北京で会談。
北朝鮮との対話による事態の打開を主張する中国側と、立場に隔たりはあっても、関係を前進させていく考えを示しました。
また中国国営の新華社通信によりますと、習主席も、地域の差し迫った問題では、両国が意思の疎通と協調を一層図るべきだと述べ、朝鮮半島情勢を念頭に、米中が協力して問題に対処する必要性を強調しました。
国際社会の声を無視して、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮。
今月に入ってからも、中距離弾道ミサイル4発を、日本海に向けて同時に発射したほか、きのうはトランプ政権に対し、先制攻撃をしようとする動きを見せれば、核攻撃で焦土化すると、国営メディアで威嚇しています。
安倍総理大臣は、防衛大学校の卒業式で。
今回の実験の意義について、世界はまもなく目にするだろうと述べたというキム委員長。
関係国が警戒を強めています。
2人が死亡、1人が重体です。
きょう昼過ぎ、北九州市で軽乗用車が道路脇の壁に衝突し、乗っていた3人のうち、運転していた女性と、小学生くらいの女の子の2人が死亡し、もう1人の女の子が意識不明の重体になっています。
事故を起こした軽乗用車です。
前の部分が大きく壊れています。
きょう午後1時20分過ぎ、北九州市小倉北区の市道で、軽乗用車が道路脇にある老人ホームの壁に衝突しました。
乗っていた3人が病院に運ばれましたが、警察によりますと、運転していた30代と見られる女性と、乗っていた小学生くらいの女の子の合わせて2人が死亡しました。
また小学生くらいと見られる、もう1人の女の子が、意識不明の重体になっています。
現場は2つの市道が交わる場所で、老人ホームが面した片側1車線の道路にはこれまでのところ、ブレーキをかけた跡が確認されていないということです。
警察は3人の身元の確認を急ぐとともに、事故の原因を調べています。
次は、大相撲春場所8日目。
会場入りを見守るファンのお目当ては。
初日から7連勝と好調の新横綱・稀勢の里です。
19年ぶりの日本出身の新横綱の活躍を一目見ようと、観戦ツアーも大盛況となっております。
連日、満員御礼の春場所。
稀勢の里の横綱昇進で、キャンセル待ちが出るほど人気の観戦ツアーに参加したファンは。
稀勢の里は、結びの一番で、今場所、金星を挙げている、平幕の松鳳山と対戦しました。
さあ、押し上げていった。
松鳳山、突っ張った。
下がらない、横綱が中に入った、松鳳山、もろ差し。
松鳳山、有利な体勢。
松鳳山の厳しい攻め。
稀勢の里、勝ち越し。
稀勢の里の一番について、元横綱・大乃国の芝田山親方は。
中入り後の勝敗です。
徳勝龍は6勝目。
栃煌山は7勝目を挙げました。
新入幕の宇良は、星を五分に戻しました。
初日から7連勝の関脇・高安は勢との一番です。
かち上げて突っ張った、勢、左、左四つは高安の形です。
上手を切った。
高安、きょうはじっくり。
まだ上手は取れていません。
この四つは高安有利な四つです。
高安が押っつけながら、懸命に勢が小手投げ。
突いていった高安。
左の下手投げ。
高安、勝ち越し。
大関復帰を目指す琴奨菊は6勝目。
日馬富士と鶴竜は安泰でした。
2度に及ぶ震度7の激しい揺れが襲った去年4月の熊本地震。
あれからおよそ11か月。
一連の地震で3人の学生が亡くなった大学で、きょう、卒業式が行われました。
卒業生たちは、一緒に卒業式を迎えるはずだった女子学生への思いを胸に、新たな一歩を踏み出しました。
熊本市で行われた東海大学の卒業式です。
黙とう。
初めに、地震で亡くなった3人の学生に、黙とうがささげられました。
地震で亡くなった4年生の脇志朋弥さんです。
きょうは両親と妹が参加しました。
卒業生に学位が授与されたあと、志朋弥さんの特別学位記を、妹の麻奈好さんが受け取りました。
卒業生を代表して、志朋弥さんの友人が、志朋弥さんの思い出と、今後への決意を述べました。
志朋弥さんの友人たちは。
式のあと、志朋弥さんの家族はコメントを出しました。
特別学位記の授与は本当にうれしく、大学の配慮に感謝しています。
家に帰ったら、一番に墓前に報告に行きたいです。
ニュースを続けます。
韓国南部の沖合で3年前、旅客船セウォル号が沈没し、修学旅行中の高校生など295人が死亡した事故。
依然として9人の行方が分かっていません。
韓国政府はけさ、船体を引き揚げるためのワイヤーの強度などを確認する作業を行いました。
早ければ来月5日にも引き揚げを開始し、事故から3年となる、来月16日までに、船体を現場近くの港に運びたいとしています。
一方で、天候の影響でこれまでもたびたび作業が延期されていて、予定どおり進まない可能性もあります。
去年の台風10号の豪雨で閉鎖されていた、岩手県岩泉町にある鍾乳洞、龍泉洞が、およそ半年ぶりにきょうから営業を再開しました。
午前中から家族連れやバスツアーの団体客などが訪れ、透き通った地底湖の水を眺めたり、写真に収めたりして楽しんでいました。
89回目を迎えた選抜高校野球が開幕。
12日間にわたる熱戦が始まりました。
開会式では、出場32校の選手たちが元気よく入場行進。
注目のバッター、早稲田実業の清宮幸太郎選手は、おととしの夏以来の甲子園です。
選手宣誓は作新学院のキャプテン、添田真聖選手。
好カードが組まれた第2試合は、終盤までもつれました。
日大三高は、1点を追う8回、9番津原。
ランナー2塁からタイムリー3ベースを打ち、同点とします。
追いつかれた履正社は9回、2アウトから2番溝邉。
外野は前進守備でしたが、2塁ランナーは、1点勝負と突っ込みました。
好判断で勝ち越します。
履正社はここから打線がつながり、この回一挙7点。
強豪対決を制しました。
第1試合は、初出場の呉が延長戦を制しました。
あすの大会2日目、21世紀枠で出場の多治見が第2試合に、中村が第3試合に登場します。
野球のWBC・ワールドベースボールクラシックで2大会ぶりの優勝を目指す日本。
準決勝に向けて、アメリカで大リーグのチームと練習試合を行いました。
アメリカで初めての実戦。
疲労を抜きながらコンディションを整えると小久保監督。
練習試合の相手は、ワールドシリーズを制したカブスです。
疲れを感じさせないプレーを見せたのは菊池。
大リーグ通算176勝のラッキーからホームラン。
守備の名手は、バッティングでも存在感を発揮しました。
投手陣では5人目で投げた則本。
2次ラウンドではリリーフの失敗もありましたが、この日は安定していました。
3者連続三振で完璧に抑えました。
日本は、連戦と長旅の疲れが残る中、投打に収穫を得ました。
一方、初優勝を目指すアメリカが、前回大会優勝のドミニカ共和国を破って、準決勝に進みました。
日本は日本時間の22日の準決勝で、アメリカと対戦します。
気象情報は菊池さんです。
こんばんは。
春の日ざしが降り注ぎました。
北九州市で開かれている、春のフラワーフェスタです。
およそ15万株を花を楽しめるということです。
鮮やかですね。
天気よくて暖かそうですから、きょうは絶好のお出かけ日和ですね。
きょうは全国的にもお出かけ日和となったんですが、あすはゆっくりと天気下り坂です。
あさってにかけて、天気が崩れそうです。
まずはあすの天気図です。
前線が近づいてくる見込みです。
西から雨が降りだすでしょう。
そしてあさって火曜日は、2つの低気圧や前線が進む予想です。
全国的に雨で雪の降る所もある予想です。
あすは西日本で降りだす予想です。
午後になりますと、九州、雨の降る所が多くなりそうです。
あさって、通勤・通学の時間は広い範囲で傘が必要でしょう。
そして夕方以降は日本海側で雨から雪に変わる所がある見込みです。
また、あさっては冬の寒さが戻ってくるでしょう。
軽快なリズムにコミカルな振り付け。
2017/03/19(日) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▼豊洲市場問題で質疑 浜渦元副知事が証人に

詳細情報
番組内容
夜7時、これさえ見れば1日が分かる。今日の日本・世界の今を、あなたのもとへ 【キャスター】高瀬耕造,【サブキャスター】橋本奈穂子,【気象キャスター】菊池真以
出演者
【キャスター】高瀬耕造,【サブキャスター】橋本奈穂子,【気象キャスター】菊池真以

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