4年前、キューのときの話です。
私は毎日飲むくらいお酒が大好きでしたが、妊娠を考えたときくらいにやめました。
妊娠中も産後も旦那は毎日横で飲んでてひどいなあと思いましたが、仕事をして疲れて家に帰ってきて飲めないっていうのは楽しみもストレス解消の手立てがなくなっちゃいますし。
私はお酒をストレス解消に使ってたつもりはないのですが、楽しみではありました。気軽に外出することや、カフェでゆっくりと時間を過ごすこと、本を読む時間などの楽しみのひとつに、お酒もありました。
そういうのが産後は何もないんですよね~。ストレス溜まっていく一方。1人で出かけられない、カフェでゆっくりなんて子供がいたら無理、本を読む時間があったら溜まっている家事か寝る。
現実的に出来そうなことを考えたときに、パッと発散できそうだったのが旦那が持ってたお酒を飲むことだったんですよね。
で、飲みました。キューが、夜寝たあとに。
ものすごく美味しくなかった!!
腐ってるのかと思いました。腐ってませんでしたけど。
とにかく美味しくなくて、一口飲んで全部捨てました。
思い当たる理由としては漫画に全て書きましたが、授乳中の飲酒という罪悪感もあるし、子供が今起きちゃったら6時間も抱っこしたりして誤魔化せるかななんて思いながらでしたし、単純に味覚が変わってしまったのかもしれないし。
お酒を飲まずに済んでよかったのかもしれないとほっとしたのはつかの間で、襲ってきたのは無力感でしたね…。
大好きだったものを楽しめない体になっているという事実。本当にショックでした。
まあ母乳が終わったらお酒とっても美味しかったんですけど。泣けるくらいほっとしました。
でも、お酒はそうやって戻りましたが、好きだったのに出産を機に楽しめなくなったものは他にもあります。好きだったアニメは子供に対する残酷描写で見られなくなりましたし、必死で買い集めた同人誌も、今となっては読めないものも多いです。(オタクなので内容に偏りがありますが)
大好きだったはずのものがそうじゃなくなった、って気付いたときにストレス以上に辛いものがありました。
子供ができるまでは、人生においてかなりの面積を占めるほど好きだったのになあ…。
私にとってはお酒やオタクなことでしたが、他の人たちにもそういうことってあるんでしょうか。
お酒もキューの卒乳後、味は戻ったとはいえ、泥酔したら子供の面倒を見られなくなると思うと、そこまで飲んだ記憶がありません。
これも子供が大きくなったら解消することなのかもしれませんし…好きだったアニメや同人誌をまた楽しめる日が来ればいいなと願っています。