先日ANA国際線の特典航空券についてルールやお得な発券方法を紹介しましたが、早速かなりお得な特典航空券を見落としていたことに気づいたので紹介します。ただ、前回もお得な特典航空券の発券方法を紹介しているので、まだご覧になっていない方はぜひ最初にご覧ください。
今回紹介するのは1回の特典航空券で2回海外旅行しようという方法であり、タイトルにある通り95,000マイルで欧州へビジネスクラスで2往復可能なものです。まさにマイル乞食とでも言うような手法ですが、どうせなら最大限マイルを有効活用しましょう!(でもやりすぎないでくださいね…w)
1回の特典航空券で2回海外旅行する方法!
気づいてみるとなんてことはありません。上記リンク先の前回の記事で、東京で途中降機して数ヵ月後に国内線の旅行をつける方法を紹介しましたが、途中降機の後の旅行を海外にすると言うだけです。
グダグダ言うよりも、実例で見てみましょう!欧州での旅程と東南アジアでの旅程で検索してみました。
欧州での旅程例
パリを目的地とし、東京を途中降機地として扱い、その2都市で24時間以上の滞在が可能となります。そうすることで
①パリへのビジネスクラス旅行(2/6~2/12)
②フランクフルトへのビジネスクラス弾丸旅行(3/6~3/8)
のビジネスクラスの2回の旅行がたった95,000マイルで組めています。
東南アジアでの旅程例
バンコクを目的地とし、東京を途中降機地として扱い、その2都市で24時間以上の滞在が可能となります。そうすることで
①バンコクへのビジネスクラス旅行(2/5~2/9)
②シンガポールへのビジネスクラス弾丸旅行(3/5~3/7)
のビジネスクラスでの2回の旅行がたった63,000マイルで組めています。
発券時のポイント
乗り換えのルール
前回の特典航空券発券のルールで紹介していなかったのですが、世界一周の特典航空券以外の場合、乗り換え地の制限があります。
出発地を日本(エリア3)で考えると、
・北米など(エリア1)への旅行時には欧州など(エリア2)での乗り換え不可
・欧州など(エリア2)への旅行時には北米など(エリア1)での乗り換え不可
・東南アジアなど(エリア3)への旅行時には北米など(エリア1)、欧州など(エリア2)での乗り換え不可
と言ったものです。まぁ、さすがに欧州の旅行なのに北米乗り換えは無茶がありますよね(笑)。2回目の旅行では乗り換え地となりますので、上記のルールに従う必要があります。
また、往路・復路それぞれの最初の都市、または最後の都市を経由するような経路はNGですので、東京スタートにするとかなり制限されると思います。どこかの都市までBAやUAの片道特典航空券や新幹線などで移動し、そこから旅程をスタートさせるといいのかなと思います。ただ、地方から利用する場合も、東京での途中降機時には地方まで自分で戻らなくてはいけませんので同様でしょうかね。
発券時のポイント
目的地と途中降機(東京)以外では24時間以内の滞在にしなければいけません。そのため、2回目の旅行では弾丸旅行(24時間未満の滞在)が必須となりますので、2回目の旅行では便数が多く時間調整できる都市(かつ、弾丸で楽しめる都市)を選択しましょう。
また、ANAの特典航空券の複数都市・クラス混在での検索は非常に使いづらく、どこか1区間でも間違えると最初からやり直しです。誤って24時間以上滞在になってしまって最初からやり直しなどけっこうあると思いますので、発着時間などはメモしながら検索したほうが結果的に早くよい旅程が見つかると思います。
最後に
今回の方法では2回目の旅行では弾丸旅行(24時間未満の滞在)が必須となりますので、弾丸旅行が好きな方向けだと思いますが、ミリオンマイラーを目指している方や飛行機に乗ることが大好きな方にもいいかもしれませんね。あ、リモワの買い付けをしたい方にもいいかも知れませんね(笑)
さすがにヨーロッパ弾丸はツラいって方は2回目の旅行は香港や台湾など近場への弾丸旅行はいかがでしょうか!?今回はビジネスクラスとしての例をあげましたが、当然エコノミークラス、ファーストクラスでも可能なので、皆さんの好みでいろいろと探して見てください。
なお、途中で出発空港との往復が必要になりますが、マイラーの皆さんはうまいことやって乗り切ってくださいね♪(丸投げでスミマセン笑。BAかUAのマイルがいいのだと思いますが、ANAの国内線特典航空券(往復)でもいいと思いますし、成田発着便は5,000円くらいから販売していると思うので国際線を成田発着にして有償航空券でもいいですね。最悪新幹線でも…。)