🔻前回のお話し
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セックス中毒の彼女と出会ってから数週間後、
私と彼女は流れるように、お付き合いを始めることになりました。

付き合うことになったキッカケは、
互いの先輩達が、私達を無理やりカップルにしようとした事でした。
先輩社員たちは、毎晩のように私達の為に?飲み会を開いてくれました。

そして先輩たちは何かにつけて「お前ら付き合っちゃえよ!」と
時に遠回しに、
時に直接的に私達2人に言い続けました。
先輩たちは口では
「お前のためにやってるんだ!」
等と良い事をしているように言ってきますが、
実際は慌てふためく私と彼女を見て、
自分達が楽しみたいだけなのです。

私に彼女をススメル先輩たちから・・・
どことなく悪意を感じておりました。
・・・・とにかく
私と彼女が会う機会は、劇的に増えていきました。
そして周りに
押されて
押されて
押されて・・・・・
いつしかお互いに
「もう付き合っちゃおうか?」と言い出すようになったのです。

彼女も私も、
ただ先輩たちの誘いが面倒くさかっただけなのかもしれませんが・・・。
とにかく私達は運命的でもドラマチックでも何でもなく
周りに押されて「なんとなく」で付き合い始めてしまったのです。
付き合い始め
付き合い始めたからには、とにかくまず、
「彼女の交友関係」を改めてほしいと私は思いました。
彼女が浮気しているなんてイヤですよね?

彼女は自分と関係のあった男性の話を
包み隠さず全て話してくれました。
大学生時代から常に5名前後のセックスフレンドがいたとか・・・・
今も数名の男性たちと性的関係を持っている・・・とか・・・。
彼女の男性関係は本当に最悪でした。
いや本当に。
ただ・・・・なんと言いますか、
彼女は不思議な子で、
彼女が話すと重たい話も
なぜか軽い話に聞こえてしまうのです。

それでも、彼女が「私の先輩たちとも性的関係にある」
と話しだした時は、吐き気がしました。

先輩たちから感じた悪意は・・・・そういう事だったのか。
大人は・・・・大変だ・・・・。
彼女のみだらな男性関係
彼女が話してくれた男性関係の話しで、
印象に残った話しがいくつかあります。
例えば、
「消防士の人と早朝の浜辺でヤッた」は酷かった。

早朝の浜辺で、コトをしていた所、
誰もいないと思ってプレイを楽しんでいたら、
早朝の散歩に来ていたオジサンにプレイを見られてしまって・・・・・
「めちゃくちゃ興奮した」とか・・・・

うん・・・・・。
付き合ってそうそう、
こんなレベルの話をいくつも聞かされたのです。
私は悩みました。

ただ悩んだのは、
彼女の「淫らな性癖」についてではありません。
こんな話を聞かされて
どうしようもなく「安心する自分がいる事」にです。

わかって頂けるでしょうか?
彼女が「淫ら」で、「まともじゃない事」に
どうしようもなく安心してしまったのです。
私が抱いている「女性への不信感」を「女性への憎しみ」を
淫らな彼女が満たしてくれるからでしょうか?
私と同じように真っ黒に汚れているように感じるからでしょうか?

付き合ってみてわかったのですが、
彼女と私の相性は抜群でした。
繰り返す浮気
私と付き合ってから・・・・
彼女は何度浮気したのでしょうか?
正確には、わかりません。
とりあえず1度目の浮気は、
会社の先輩と仕事が終わった後
オフィスで性行為をしている所を同僚の女性に見つかり、
それが巡り巡ってわたしの耳に入ってきました。

浮気の話が耳に入った時は、
もちろん彼女に「浮気をやめるように」諭します。

わたしが諭すと
「ごめんねーもうしないからね?」
と彼女は言うので、
私はいつも、それを信じることにしました。
彼女が何度浮気しても、
私は別れようとは思いませんでした。
なぜなら彼女と一緒にいると、
とても心が安らいだからです。

時間があれば、私たちはいつも一緒にいました。
そして・・・気がつけば、
付き合い始めてから半年が過ぎていました。
ある日、彼女と私の家でノンビリしていると、
彼女の携帯電話が鳴りました。
画面を見ると「男性の名前」です。
彼女の顔を見ると、何だか気まずそうな顔をしています。

(また浮気か・・・・・これで何度目だ?)
ため息が出ました。
(そういえば・・・・
前の婚約者の浮気が発覚したのも、
ちょうど同じような状況だったなぁ・・・)
そんな事を思い出しました。
するとなぜか、その時は
(このままじゃいけない!)と思い、
私は彼女の浮気を厳しく問いただしました。

彼女は「ごめんなさい。ごめんなさい」と謝り始めます。
私はそんな彼女に向かって
「もう別れる!」と咄嗟に言ってしまいました。
(これでもうオシマイだ・・・・)そう思っていると。
意外なことに・・・彼女が
「もう浮気しないから別れないで!」
と言い出しました。
完全に予想外でした。

「別れる」と言えば「うん、わかった~」
と言われるだけだと思っていたからです。
そして気づきました。
どうやら・・・・私も彼女も
お互いのことが本気で好きになっていたのです・・・・。
私達が「本当の意味で愛し合い」付き合い始めたのは
この時からだったと思います。

ココからやり直そう・・・・・
そう・・・・・・
思っていた矢先に・・・・・
彼女の
「妊娠が発覚した」

厳密には、
このタイミングで彼女が
「実は~」と妊娠を暴露しただけの話なのですが・・・。
私のゾウさんは死んでいます。
だから絶対に私の子供ではありません。
一体どこのゾウさんの子供なんだ・・・?

つづく。