ワインを飲みなれてきますと、
徐々に新しい産地や新しい味わいのワインがほしくなってきます。
一方で、なかなか2千円台ではそのようなワインをアシストするところが少なく、
基本的には「チリ」「フランス」もしくは
「神の雫」などのメディア掲載のワインを記載するサイト・ブログは少なくありません。
そこで、ここでは2千円台で買える、とっておきのワインを5本選出しました。
ポールクルーヴァー エステート ピノノワール
ポールクルーバー ピノノワール 2014Paul Cluver PINOT NOIR赤ワイン 南アフリカ
チャーミングな果実みと、気品が混在するバリューピノノワール
ブドウ品種のピノ・ノワールを用いたおすすめワインというのは誰もが一度は探してしまうものです。
こちらのポールクルーバーはピュアな果実みの中に、どこか腐葉土やキノコのような熟成したイメージ湧く香りを感じ取ることが出来ます。
明るいイメージと落ち着いたイメージの双方が綺麗にバランスを保っていて、是非ともピノノワール好きの方に手に取って欲しい1本。
あまり甘さを感じることはありませんので、ジュース感を求めている方には向きません。
複雑みを感じたい、本格感のある手軽な1本が欲しいという方には是非ともオススメします。
ポールクルーバーは南アフリカの冷涼な産地であるエルギンに位置するワイナリー。
海から吹く風が霧を作り、ワインを作る畑にかかっていくという幻想的な光景から生み出されているワインです。
知名度は少ないものの、クラシカルさとチャーミングな印象が混在したワインの作り方が特徴。本格的なワインを安価で、という需要には応えてくれるおすすめの生産者です。
J.ロアー リヴァーストーン シャルドネ
【アメリカ】【白ワイン】J.ロアー リヴァーストーン シャルドネ 2014[辛口]
ふくよかな香りとさわやかさが混在。初心者向けシャルドネ
最初だし少し飲みやすいのがいいなぁ…という方にオススメしたい1本。
産地はアメリカのカリフォルニア。大手ワイナリーが手掛けているため、安定感があり親しみがあります。
フレッシュな果実みや白い花のようなフローラルな香りがあり、
どこか香り立ちに甘みを帯びた優しい香りのワインです。
味わいはしっかりとした辛口。ただし、パイナップルのようなトロピカルフルーツや、スイートコーンのような香ばしさが味わいから感じ取れるため、比較的飲みやすい1本です
いわゆる「樽を利かせたワイン」に区分されるワインで、
これがクリアできると「樽を利かせたシャルドネ」が分かった気にもなれるので入り口におすすめします。
J.ロアーのオーナーはアメリカのワインの発展に大きな影響を与えた人物として、米国の名誉あるワインジャーナルであるワイン・エンスージアストにおいて「レジェンド」と称されたおすすめの生産者。
なお、このワインの1つ上のクラスが、トランプ大統領の就任晩餐会で振る舞われています(現在は欠品中)
そのような知名度の点でもおすすめいたします。
ラ・アタラヤ
【スペイン】【赤ワイン】ラ・アタラヤ 2014 ボデガス・アタラヤ[フルボディ]
スモーキーさと濃さがしっかり感じられるガシッとしたおすすめワイン
スペインらしい、たばこのようなスモーキーさや
オリエンタルなスパイスなどの香りがあり、
ガシッとした濃い味わいながらも複雑みのある香りと味わいが特徴。
普段と違うものが飲みたい!という方にはうってつけです。
上位レンジは非常に複雑な味わいが混とんとしており、
ワインを普段から飲む方も納得な味わいと価格。
ボデガスアタラヤはスペインに根付く地域のブドウ品種を大切にしている生産者です。
海抜は800m~1000mという高い位置にあり、それゆえ冷涼なテイストのワインができあがります。
ただ重々しいわけではないという点で、濃いワイン好きの方にもおすすめします。
まずはこちらからスタートしてみてはいかがでしょう。
キリ・ヤーニ カリ・リーザ
カリ・リーザ[2014]キリ・ヤーニ(赤ワイン)[Y][P]
隠れた産地「ギリシャ」ワインの雄。本格的な渋みを利かせた味わい。
近年、徐々に注目を集め始めているのがギリシャのワインです。
特にギリシャの北部であるノーザングリースと呼ばれる地域にある「キリ・ヤーニ」というワイナリーは是非とも抑えるべき、おすすめのワインです。
あまりベタベタと甘くなく、全体的にキリッとした味わいに作っているのが日本に入ってきているギリシャワインに良く見られます。つまり、ワインのステップを1歩進めたい人には是非とも味わってほしい所です。
カリ・リーザはクシノマヴロという土着品種を100%使用。
樽のような木質的な香り立ちに、ナッツ、ラズベリー、トマトのような酸。
毛皮のような動物的な印象、ミルクのような香り、あたたかい花のような香り、石のようなミネラルなど複雑に感じ取れます。
味わいは苦味が前に出ており、ラズベリーやいちごを思わせる赤系の果実。わずかに茎のようなイメージ。
ミディアムボディですが抽出は濃く、タニックで肉厚です。
樽の香りやビター感がしっかり出ているぶん、ミディアムボディですが飲みごたえはあります。
香り立ちに複雑みがあり、これが2千円台はまさに秀逸。本格感がある1本としておすすめします。
グレネリー エステート・リザーブ レッド
グレネリー・エステートリザーブ・レッド 2010GlenellyEstateReserveRed赤ワイン 南アフリカ
フランスボルドーの有名ワイナリーの元オーナーが手掛ける!グッドコスパのおすすめ赤ワイン
フランス・ボルドーのシャトー・ピション・ラランドの元オーナーが手掛けるワイナリー。
シャトーピションラランドといえば、フランスのボルドーの格付け2級という由緒ある生産者。
現在はオーナーは変わっていますが、2万円を超える高級ワインを生み出しています。
南アフリカのグレネリーはそのようなフランスの元オーナーが手がけており、コストパフォーマンスに優れたおすすめの生産者です。どこかクラシックなイメージの涌くワインメイクをしており、ワイン初心者の方も抵抗なく入れるおすすめのワインです。
濃い味わいの1本ながら、毛皮のような動物的な香りや、
キリッとした石のようなミネラル感もある硬派な作りのおすすめワイン。
どこかおおらかさと、フランスボルドーのワインのような気品との中間に位置するワインで、
万人受けしやすいであろうバランスのとれたおすすめの1本です。
参考:おすすめのワインは飲んだら「記録」しよう
おすすめをしたいのが、飲んだワインは記録しておくとよいということです。
ワインは名称などが複雑であるため、おすすめといわれて飲んだワインもしばらくすると忘れてしまいます。
なんどか目に通せる環境にあると、その時の感動がよみがえるはずです。
おすすめの記録の方法は、まずスタンダードな部類としてラベルをシール上にしてはがして保管するという方法です。
ラベルコレクターといって、東急ハンズなどでも見かけることができますので、とっかかりにおすすめしたいワインの記録の方法です。
過去、使い方はまとめましたので、以下の記事もご覧ください。
もう一つの方法として、スマホ用アプリをおすすめします。
Vinica(ヴィニカ)というアプリを使うと、ラベルを自動で読み込み、マイページにインデックス出来るという点です。自身の評点(おすすめ度)であったり、各ユーザーの点数なども確認できますので、是非とも活用してみることをおすすめします。
まとめ:おすすめはいろいろな産地にチャレンジしてみること!
ワインといえばフランスだなぁ~という気もするのですが、どうしても有名どころは価格も高騰の傾向があります。
当方でおすすめしたいのは、いったん先入観をなくしいろいろなワインを試してみることです。
このページのおすすめワインを参考に是非ともいろいろな産地のワインを試してみてください。
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