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高橋健介、“ウルトラマン”は「子どもたちの見本」1年演じて実感した作品の重さ

クランクイン! 3/11(土) 16:20配信

 特撮テレビドラマ『ウルトラマンオーブ』の『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』で、オーブと共に敵と戦うウルトラマンエックス(大空大地)役として参加している俳優の高橋健介。本来、レギュラー放送をしていたウルトラマンがメインの作品には、過去のウルトラマンは助っ人として登場することが多いが、本作ではまさかの人質(!?)から物語が始まるという展開に「なぜ?」と驚いたという。そんな彼に「ウルトラマン」という作品への思いや自身のパーソナルなことを聞いた。

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 『ウルトラマンX』のレギュラー放送が終了してから1年以上が経過しているが「自分のシリーズが終了してもこうやって作品に関わらせてもらえるのはヒーローものならでは、とてもありがたい。今作では、(ウルトラセブンに変身するモロボシ・ダン役の)森次晃嗣さんも出演されていますし、僕も50年後とかにまた参加できたらいいなって思います」と高橋は歴史あるシリーズならではの魅力を語る。

 前述したとおり、物語冒頭、高橋扮する大空大地は捉われの身として登場する。「お話をいただいたときは、颯爽とオーブを助けにいく側だと思っていたら、まさかの助けられる立場とは……というのが台本を読んだ第一印象でした」と苦笑いを浮かべるが「でもタイトルにあるように“絆の力”の大切さが描かれる素敵な作品になっています」と作品の見どころをアピール。

 小さいころから胸をときめかせて観ていたという「ウルトラシリーズ」。「僕はいま22歳なのですが、世代的には『ウルトラマンティガ』とか『ウルトラマンダイナ』世代ですね。(『ウルトラマンダイナ』の)つるの剛士さんはお会いしたことがあるのですが、僕の中では、つるのさんというよりはアスカ・シン。僕も10年、20年経ったとき、子どもたちにそう思ってもらえたら嬉しいなって思っています」。

 1966年から放送が開始された「ウルトラシリーズ」は今年で51年という歴史あるシリーズ。芸能界に入ったころから「ヒーローものをやりたい」という目標を持っていたという高橋。「オーディションに合格したときは、あまり実感が沸かなかった」ということだったが「演じてみて1年、ようやく作品の重さを感じてきました。普段の生活も子どもたちの見本にならないといけないと思いましたし、『ウルトラマン』に携わってから、応援してくれる子どもたちの目がキラキラ輝いていて、より子どもが好きになりました」と大きく気持ちが変わった。


 『ウルトラマン』や『仮面ライダー』を経験して、大きく羽ばたいていった俳優たちは多い。「いま2.5次元といわれるミュージカルなどもやらせてもらい、自分とは明らかに違う女性の夢が詰まったような男性を演じさせてもらうこともあり、とても勉強になっているのですが、大空大地という役は自分のホームという位置づけ。今後も色々な役のバリエーションを持つ、山田孝之さんのような素敵な俳優になっていければと思っています」と抱負を語る。

 さらに同性代の俳優からもいい影響を受けているという。「『ウルトラマンX』で一緒だった松本享恭という俳優がいるのですが、いま『仮面ライダーエグゼイド』に出演しているんですね。別にライバルとかいう感じではないですが、やっぱり意識しますし、別の作品でまた一緒に出たいなって思いはあります」。

 3月には大学を卒業するという高橋。「4月から社会人になるので、税金とか年金とか、しっかり自分で管理していかないダメだなって思います」と気を引き締めると「学生というくくりがなくなるで、2017年はしっかり将来のビジョンを見据え、社会人として一人の責任ある男として生活していきたいです」と強い視線で語っていた。(取材・文・写真:磯部正和)

 『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』は3月11日より公開。

最終更新:3/11(土) 16:20

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