台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統が21日、潜水艦の自主建造計画の推進を正式に表明した。南部・高雄市の海軍基地で、地元の造船業者などとの署名式に臨み、「水面下の戦力は台湾の防衛で最も増強が必要とされている」と述べた。台湾海峡の対岸で海軍力の増強を図る中国に対抗する狙いがある。
米国のトランプ新政権の対応や、中国側の反応など、地域の安全保障に一定の影響を与えそうだ。
台湾は現在、米国やオランダから購入した4隻の潜水艦を保有している。建造から約70年が過ぎた旧式もあり、更新が長年の課題だった。新たな潜水艦は、地元の台湾国際造船などが4年をかけて設計し、2024年ごろの完成を目指す。
台湾はこれまで、米国を通じて新潜水艦の調達を模索してきたが、中国側への配慮などから、従来の米政権は応じずにきた。自主建造にかじを切ったとはいえ、実現には海外からの技術協力が必要とされる。
中国との関係を重視した国民党…
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朝日新聞国際報道部