水戸部六美
2017年3月21日18時40分
介護施設の職員による高齢者への虐待が2015年度中に408件あり、過去最多を更新した。調査を始めた06年度から9年連続の増加。全国の自治体による集計を厚生労働省が21日に発表した。職員の知識不足やストレスが主な要因となっている。
調査は虐待の通報義務を定めた高齢者虐待防止法に基づき、相談や通報を受けた自治体が虐待と判断した件数をまとめた。被害者は前年度より12・6%多い778人に上る。
被害の内訳は、暴力や身体拘束などの「身体的虐待」が最も多い478人(61・4%)だった。侮辱的な発言などの「心理的虐待」が215人(27・6%)、食事を与えないなどの「介護等放棄」が100人(12・9%)で続いた。
虐待の要因(複数回答)は「教育・知識・介護技術等に関する問題」(65・6%)や「職員のストレスや感情コントロールの問題」(26・9%)が多かった。
虐待による死者(1人)の報告…
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朝日新聞社会部