古沢範英
2017年3月21日03時00分
東大寺修二会は13日未明、法会の別名でもあるお水取りを迎えた。練行衆(れんぎょうしゅう、こもりの僧)らが月明かりに照らされて二月堂下の閼伽井屋(あかいや)に向かい、本尊・十一面観音に供える香水(こうずい)を若狭井でくんだ。かつて修二会に呼ばれた全国の神様のうち若狭の遠敷(おにゅう)明神だけが釣りをしていて遅刻し、おわびに清らかな水を送ったという伝説にちなむ神事だ。
10日前にあたる2日夜、福井県小浜市では「お水送り」が営まれた。この水が地下水脈を通って10日後に二月堂に届くと言い伝えられている。
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東大寺からほぼ真北へ約90キロ。小浜市内の若狭姫神社が遠敷明神と呼ばれていた。若狭彦神社とともに若狭一の宮と称される。お水送りは、両社と密接なつながりを持つ若狭神宮寺(山河尊聖〈そんじょう〉住職)が担ってきた。
2日は午前中から行事があり、…
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