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【スポーツ異聞】
球場はごみの山、WBC敗退の韓国で起きていた「とても恥ずかしい」舞台裏
野球の国際大会、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、韓国代表は自国開催のメリットを生かせず、1次リーグで敗退した。韓国メディアからは「井の中の韓国野球」などと批判され、世代交代と選手育成などの課題ばかりが浮かび上がる格好となった。
さらに恥の上塗りとしか思えない惨状が、韓国開催地のドーム球場、高尺(コチョク)スカイドーム(ソウル市)で繰り広げられていたと韓国メディアが報じた。観客が食べ残しや飲み物のカップなどの大量のゴミを置き去りにし、喫煙場所以外で喫煙したうえ吸い殻をポイ捨てするなどの“マナー違反”が目に余ったというのだ。韓国で初めて行われたプロ級の国際大会だっただけに未熟な観戦文化を「とても恥ずかしい」と嘆いた。
韓国は自国開催となった1次リーグA組で、初戦のイスラエルに延長十回の末に1-2で敗れると、続くオランダ戦では0-5で完敗。台湾との最終戦を残して早々と1次リーグ敗退が決定。しかも台湾に敗れれば、次回大会では予選リーグを戦わなければならない屈辱的な状況に陥るところだった。乱打戦となった台湾戦を11-8で辛うじて打ち勝ったものの、3試合で12得点、打率.287はA組で最下位。4.82の防御率は、イスラエルの2.25、オランダの2.77と1、2位に後れを取った。