あなたは「ママ友」に対してどのようなイメージを持っていますか?
私はテレビで「ママ友トラブル」の特集を見かけたり、友人からもママ友トラブルの話などを聞いていたので「ママ友って大変そ~」と思っていました。
あなたも「ママ友」という響きに対して、そのようなイメージを持っていませんか?
気のあうママ友もいますが、そうでない場合もあります。
ママ友って相手がどういう人なのか、ふたを開けてみないと分からない感が更に緊張感を与えますよね。
今回はあなたがママ友トラブルに巻き込まれないように、ママ友の付き合い方について説明します。
ママ友ってなんでこんなに気を使うの?
今までの自分の友達と違ってママ友は何かと気を使います。
何が違うのでしょうか。
まず1つ目は自分の意思で仲良くなったかどうかです。
今までの友達は自分が友達にならなくちゃと思って友達になったわけではないと思います。
たまたま気が合い自然と仲良くなった人を「友達」と認識していると思います。
しかしママ友の場合は自分と気が合うかどうかではなく、
・子ども同士が仲良くなった。
・たまたま近所に住んでいて、子ども同士が同じ年齢だった。
ということがきっかけの場合が多いです。
そのため気が合うかどうかは後から知ることになります。
運よく親同士も気が合えば良いのですが、そうでなかった場合子ども同士の関係もあり距離の取り方に戸惑ってしまいます。
2つ目は女子カーストの存在です。
女性の特徴として他人と自分を比べて優位に立つことで安心感を得るというものがあります。
男性の場合は職場で年収や役職など目に見える形で評価をされます。
しかしママ達は目に見えて評価をされることがありません。
さらに今のママ達は生き方が多様化しています。
ワーママキャリア組、ワーママパート組、専業主婦、シングルマザーなど自分と立場の違う人との交流も多くなります。
その中で自分の生き方、考え方が正しいのか不安になるのです。
そのため他人と比べ自分が優位に立つことで安心感を得ようとします。
それが女子カーストの実態です。
この女子カーストに巻き込まれると目には見えない順位が付けられます。
そしてママ友間のいじめなどにも発展するのです。
女子カーストについて更に詳しく説明されています。
これらの要素からママ友との交流は気を使うと感じている人が多いのです。
実録!私の身の周りで起きたママ友トラブル
私は今子どもを保育園に預けています。
今の保育園のママ達は結構あっさりしているので、ボスママが幅を利かしていて・・・ということはありません。
保育園の場合、ママ達も仕事が終わって子どもを迎えに行って、帰ってからも食事の準備をして~と時間に追われています。
そのためママ同士の交流も普段はあいさつ程度です。
そのためママ友トラブルに巻き込まれるということは少ないのですが、それでも困ったママ友に出会ったことはあります。
私自身にあったママ友トラブルも含め周りにあったママ友トラブルを紹介します。
依存されすぎて参った
これは私の話です。
娘が0歳の時に参加した子育てサークルでA子という人とママ友になりました。
A子の子どもは私の子どもと同じく0歳だったので、はじめは育児のことなど話が合いました。
しかし実はA子はとてつもなく依存心の強い人だったのです。
旦那がうつ病になったそうなのですが、その辺りから私に異常なくらいに依存してくるようになりました。
毎日夜に電話をかけてきては1時間以上も悩み相談をされます。
私も内容が深刻なだけに、突き放すこともできず話を聞いていたのですが、私の子どもはまだ0歳で手が離せませんし、家の用事などもあるので正直「困ったな」と思っていました。
それからA子は昼間に急に家に来るようにもなりました。
また旦那が休職するとなった時には、私の家に旦那の給料明細を持ってきて「傷病手当の計算してほしいねん。いくらもらえるか知りたくて」と言われました。
「ハローワークで聞いたら教えてくれるんちゃう?」と言いましたが、聞き入れてくれず一緒に計算することに。
それで「大体これくらいちゃう?」というと「これじゃぁ、家のローンが払えへん!どうしよう」と言い出します。
お金のことは親に相談した方が良いこと、役所で緊急小口資金の相談が出来ることなど言いましたが、納得していない様子でした。
このまま付き合っていたら、最終的に「お金貸して」と言い出しかねない気が、、、。
とA子に対して警戒心も出てきてました。
そうこうしている内に仕事復帰する時期になったため「忙しくって時間がとれへんねん。ごめんね」と少しずつ距離をとるようにし、今となっては疎遠になりました。
旦那のうつ病のこともあったので、ちょっと悪いことをしたなという思いはありました。
そのことが自分の中で引っかかっていたので、A子のSNSをちょっと覗いてみると、家族で旅行に行ったという話を投稿していました。
とりあえず楽しそうで何よりです。(苦笑)
自宅の行き来は要注意
これは友人Bの話です。
Bには1歳と4歳の子どもがいます。
ある日子どもを連れて公園にいくと、同じ年くらいの子どもを連れた親子に会いました。
子ども同士も同じ年で、ママ同士も同級生ということが分かりすぐに打ち解けました。
それ以来昼間はその公園で一緒に遊ぶ機会も増えていたそうなのですが、ある日家に招待されお邪魔することに。
すると招待された家は全く掃除されておらず、そこらじゅうに食べこぼしも落ちている状態でした。
とりあえずお茶を頂いていたら1歳の子が昼寝をはじめました。
すると「これ掛けてあげて」と毛布を持ってきてくれたのですが、その毛布は最後にいつ洗ったか分からないくらい黒ずんでおり、カピカピに乾燥したご飯粒などの食べカスもいっぱい付いていたそうです。
毛布を貸してくれたことはありがたいが、ちょっと使うのに気が引けます。
今度はBの家に行ってみたいと言われたそうで、後日、Bが自宅に招待することとなりました。
するとその親子は、Bの家に来る前にどこか公園で遊んできたようで子どもは全身泥だらけ。
「ちょっと、土払ってもらっていい?」と言ったそうですが「何で?」といわれ、泥だらけのまま家に上がってこられたそうです。
そして家に上がってからも、お菓子を食べこぼします。
もちろん子どもなのでお菓子の食べこぼしがつきものなの分かっています。
しかしその親子の場合、歩きながらお菓子を食べていてそこらじゅうにお菓子をポロポロこぼしているのに、その子の親は注意をしなければ掃除もしてくれません。
またおもちゃなども一切片づけることなく、家の中を汚すだけ汚して帰っていたというような状態に。
Bは「これから遊ぶときは外で遊ぶことにしよう」とはっきり言ったそうです。
すると向こうから連絡をしてくることがなくなったと言っていました。
SNSが招いたトラブル
これも友人Bの話です。
Bは幼稚園のママ友Cからお茶に誘われたのですが、同じ幼稚園のママ友Dとランチの予約をしていたのでCの誘いは断ったそうです。
そしてD親子とランチにいったのですが、Dがその時の写真をSNSに投稿したのです。
その写真にはBの子どもも映っており、後日Cから「私の誘いを断ってDとご飯に行ってたんだ」と嫌味っぽく言われたそうです。
Bは「先にDと約束してたから」と説明したそうですが、Cが陰湿な性格だったため、しばらくの間色んな人にBの悪口を吹き込んでいたそうです。
危うくカーストに巻き込まれるところだった話
これは私の話です。
トラブルには発展していませんが、あやうく変なカーストに巻き込まれるところでした。
中学時代の同級生EとたまたまSNSで再会。
すると子ども同士も同級生ということが判明しLINEで連絡をとるようになりました。
しかしEはやたら自慢話が多い。
医者と結婚したそうなのですが、今乗っている車の話、子どもの今後の進学先の話・・・そして最終的に「良いでしょ」「凄いでしょ」と言ってきます。
「めんどくさ」と思い徐々に連絡を避けるようにしていたのですが、ある日「ミントの苗字って珍しいよね。旦那さんはどこ出身の人?ググってみたけど分からなかったよ」と言われました。
人の苗字をググる!?
私の旦那の出身地を知って何を言いたいんだ!?
元々スペック好きで自慢が大好きなE.
私はLINEのみの繋がりでしたが、典型的なボスママなのだろうなと想像しながら、これ以上詮索されるのも不快ですし、深く関わるとろくなことが無さそうだと思い即ブロックしました(笑)
ママ友と上手な付き合い方8ヶ条
私自身もママ友トラブルを経験し、友達のママ友トラブルの話も聞きながらママ友と上手に付き合うポイントをまとめました。
大前提として仲良くする必要はない
「子どもが幼稚園に行く=ママ友と付き合わないといけない」と思っている人が多いのですが、別に付き合わなければいけないというものではありません。
子ども同士は勝手に仲良くなります。
なので無理に合わせようとか、仲に入っていかなくちゃなどと一生懸命にならないようにしましょう。
そして相手がどのような人なのか分かるまでは少し距離を保つようにしましょう。
お迎え時に出会った際などは笑顔で挨拶をしておけば平穏に過ごせます。
そして無理せずに過ごしていると、自然と気の合う人と話す機会が増えるようになります。
それからその人と仲良くすれば良いのです。
「無理に仲良くする必要はない」と考えるだけでもかなり気持ちは楽になると思います。
個人的な話はしない
個人的な話の中には他者と比較しやすい内容が盛りだくさんです。
そのため安易に話した内容からライバル視されたり、勝手にカーストの下の層に入れられていじめられたりと思わぬトラブルに発展する場合があります。
またママ友の中にはうわさ好きな人もいるでしょう。
その人にそこら辺であなたの個人情報をばらされかねません。
特に以下のようなことは話さないようにしましょう。
・自分、夫の学歴
・自分、夫の会社名、仕事内容、年収
・ローン、貯金などお金の話
・家の値段
・子どもの成績
はじめは当たり障りなく天気の話をしている程度が無難です。
また聞き役に徹するというのも、変なことを口走らないようにする防衛策になります。
価値観の似た人と付き合う
自分の価値観の似た人と付き合うのが一番気楽です。
金銭感覚が似ているとランチの場所も同じ目線で選べて、趣味が一緒なら話も合います。
その中でも教育方針が似ているというのは大事です。
「子どもはいっぱい遊んで伸び伸びとさせたい」と考えている場合、「将来のために、小さい時から塾に行った方が良い」と考えているママとは話が合いにくくなります。
また教育方針が根本的に違う場合、自分の発言や子どもへの接し方から相手に嫌がられる場合もあります。
例えば泥だらけになって遊んでいる子どもを見て「子どもは遊ぶのが仕事だからね。」と言った場合、汚いことはさせたくないと思っているママからすると、そのような考え方は受け入れがたいものとなります。
そのようなことが積み重なることでママ同士がやりにくくなります。
なので自分と価値観の似ている人とお付き合いするようにしましょう。
断る勇気を身に付ける
ママ友からのお誘いで気分がのらない時は断る勇気を身に付けましょう。
無理をして毎回参加すればするほど、断りにくくなります。
「ちょっと今日は用事があって」と言えば大丈夫です。
他にも例えば「通販で通園バックをまとめ買いしたら安くなるんだけど、一緒に買わない?」と誘われたとします。
そのかばんをあなた自身がいらないと思ったら「ごめんね。親戚から譲ってもらうから」とか「もう準備しちゃったから」とそれなりの理由をつけて断ったらいいのです。
それで仲間はずれにされるなら、そのような人達の仲に入らずにすんで良かったと思いましょう。
常識のある人ならそれらのような誘いを断ったという理由で態度が変わるようなことはしませんし、断られたこと自体さほど気にしていません。
SNSで繋がらない
SNSはママ友の間ではトラブルになることが多いです。
プライベートの過ごし方などが分かるので、他人と自分を比較する絶好の材料になるのも一つの要因でしょう。
また解釈の仕方は十人十色なので、自分は何気なく投稿したつもりでも「いつも自慢している」と受け止められたり、「これって私のことを遠回しに批判しているんじゃないの?」と被害妄想に近い形で誤解をされたりすることもあります。
その結果変なトラブルやうわさ話に発展する場合があります。
そのためむやみにSNSで繋がらないのが無難です。
また自分の家族以外が映っている写真は投稿を控えるか、本人に了承を得てから投稿するようにしましょう。
背伸びをしない
見栄をはってセレブの人と話を合わせたり、ブランド物を揃えたりして身の丈以上の自分を装うのはやめましょう。
金銭感覚が合わない人と付き合いをすると、ランチ1つとっても無理をしないといけなくなりストレスをかかえることになります。
みんなに好かれようと思わない
世の中には色んな人がおり、色んな考え方の人がいます。
なのでみんなに好かれることなど不可能だと心得ましょう。
例えばもの静かで、あまり自己主張しない人がいたとします。
そのような人に対して、控えめで感じの良い人だと肯定的に思う人もいれば、自分の意見を持っていないと否定的に思う人もいます。
コインの裏表のように、同じ人柄でも受け取る側の解釈次第で良い人にも悪い人にもなってしまうのです。
またみんなに好かれている人を妬み嫌う人もいます。
なのでみんなに好かれようとする方が無茶であり、無駄なストレスを抱えることになります。
無理をせず等身大のあなたと仲良くしてくれる人とママ友になりましょう。
そして悪口を言ってくる人がいれば、勝手に言わせておきましょう。
そのようなうわさを真に受けない人と仲良くしておけばいいのです。
「子どもが仲間はずれにされる」それなら転園したらいい
ママ友トラブルが厄介なのは、上手く付き合わないと子どもが仲間はずれにされるリスクがあるという点です。
そのため行きたくもないランチに行ったり、人のうわさ話や悪口を聞きながら話を合わせたりと、周囲の空気に合わせるのに一生懸命になっているママがいます。
これは私個人の意見ですが、そこまでして合わせる必要があるのかなと思っています。
もしママ友のトラブルにより子どもが仲間はずれにされるなら、転園・転校すれば済む話です。
もちろん幼稚園や学校を途中で変わるのは容易なことではないことは承知です。
ただママ友がきっかけで子どもがいじめられるというのは、大人が子どもにいじめを吹き込んでいるということです。
これは健全なことではありませんし、むしろ親として人間として最低です。
自分の子どもがいじめられる以前に、大人のもめ事に子どもを巻き込もうとする大人が近くにいるという環境そのものが、子どもが過ごす環境として適切ではありません。
ママ友との付き合いであなた自身が神経をすり減らし、子どもにも害が及ぶ可能性があるのなら転園・転校してしまいましょう。
さいごに
私もママ友で困った経験があるので、あれ以来はむやみに連絡先を交換したり、深い話をしたりということは避けるようになりました。
なので結構あっさりとした付き合い方をしています。
しかしそうすることで自然と自分と似た考えの人と親しくなるようになりました。
無理して作ったママ友ではなく自然に出来たママ友は、等身大の自分でいれるのでとても気が楽です。
私は投資の話が好きなのですが、たまたまそのママ友も株式投資や海外REITをしていたこともあり、ママ友界ではタブーとされているお金の話でも盛り上がります。
そうして今思うことは、ママ友の付き合い方も今までの友達付き合いと根本的には一緒で等身大の自分でいれて、気が合う人と仲良くすればいいということです。
そしてもしママ友同士のやりとりが子どもに影響するのであれば、そのような環境自体が健全でないと判断し環境を変えたらいいのです。
「無理せず自然と仲良くなった人と付き合う」そうするだけで、ママ友の付き合い方はとても楽になりますよ。
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