おとといのライブの余韻で、ここ2日は、ライブで演奏されていた方の音源を聴いたり(最近はインディーズの曲でもわりとiTunesのミュージックストアで見つかるので便利)、学生の頃によく見に行っていたバンドやミュージシャンのその後を辿ったりと、関西インディーズリバイバルな週末になっています。
その中で、昔最初に見たライブで強烈なインパクトを受けて、その後も何度かライブに足を運んだミュージシャンに、ベートルズやピジョンズというユニット名で活動されていた渡辺智江さんという方がいます。
けれど世の中的には、おそらくストロベリー・フラワーというユニット名の方で、よく知られているはず。
任天堂のゲームが好きな方なら覚えているかも、ですが、「そしてたべ〜られる〜」のピクミンのCMソングを歌ったユニットですね。
ストロベリー・フラワーの後の活動を追っていなかった渡辺智江さんですが、こんな折りにふと名前を思い出して、いろいろ検索していたら、昨年にベートルズの名義で中堅インディーズレーベルから14年ぶりのアルバムを出されていたことを知って、一人で驚いていました。
こちらも思わず、iTunes Music Storeから購入して聴いていたのですが(後から知りましたがAmazonプライムミュージックからも聴けるみたい)、「オオヤコーヒー」をはじめとして、ニヤリとするタイトルと歌詞の曲が並んでいて、健在なんだなぁ、と嬉しくなりました。
革命やめて珈琲、恋の途中で珈琲
悪口と一緒に珈琲、昨日今日明日珈琲
この曲だけでなく、このアルバムは、昼下がりの珈琲タイムにぴったりなほのぼのした曲が揃っていて、とても良かったです。Amazonプライムミュージックが聴ける方は、ぜひ聴いてみてくださいな。
ちなみにこのアルバムには、しまいに例の「あいのうた」も入っているのですが、プライベートVerと銘打たれたこの曲は、風邪声での弾き語りという荒技で収録されており、無理矢理入れました感がすごい(笑)*1。でもこういうところもこの人らしいし、京都らしい。
オオヤコーヒーの話も、「わたしがカフェをはじめた日。」をはじめ、いろんな本でよく見かけるので、ずーっと気になってはいるのですが、私はまだ一度もオオヤコーヒーを頂ける喫茶店には足を運べていないんですよねぇ。
今度平日にお休みが取れたりして、一人で京都をぶらぶらできる時には、オオヤコーヒーを頂きながら渡辺智江さんこと、べーさんの曲を聴こう、と次なる京都探訪の目的が見つかった、私なのでありました。
*1:解説をよく読んだら、リリースした頃に友人の子どもに向けて歌った本当にプライベートなバージョン、ということみたいです。