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【芸能・社会】

櫻井翔、初の大学教授役 来年公開、映画「ラプラスの魔女」

2017年3月20日 紙面から

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 嵐の櫻井翔(35)が、映画「ラプラスの魔女」(三池崇史監督、来年公開)に主演し、大学教授役に初挑戦する。東野圭吾さんの同名小説が原作で、櫻井は自然科学的に絶対不可能な事件の真相に迫る地球化学者の教授。共演は広瀬すず(18)、福士蒼汰(23)で、3人は初共演。櫻井は「監督、そして共演の皆さまとの“大きな化学反応”を現場で起こしていきたい」と意欲満々だ。

 櫻井は、映画単独主演では「神様のカルテ2」以来約4年ぶり、三池監督とは「ヤッターマン」以来約9年ぶりのタッグ。東野作品はNHKドラマ「トキオ 父への伝言」以来14年ぶりの出演となる。東野さんデビュー30周年記念作品の原作小説は、現在までに28万部を突破。原作権をめぐっては12社が競合した結果、東宝が獲得した。

 櫻井演じる大学教授の青江修介は、生真面目な地球化学者で頼まれると断れない優しい一面もある。慶応大卒でニュースキャスターもこなす櫻井ならではの知性的な演技も話題を呼びそうだ。櫻井は「初めての大学教授役であり、教壇に立って講義するシーンがありますが、聞き慣れない言葉が多いので戦々恐々としています」と謙遜しながらも「教壇に立った時の景色は楽しみでもあります」と撮影が待ち遠しい様子。

 広瀬は、青江が事件を検証する中で現れる少女・羽原円華役。自然現象を次々と言い当て、青江を翻弄(ほんろう)するなぞの役柄。福士は、円華が追う失踪した謎の青年・甘粕謙人を演じる。

 自然科学の権威が主人公とあり、CGと実写を駆使して描かれる超常現象や自然現象の映像が劇中で用意されるという。

 臼井真之介プロデューサーは、櫻井の起用理由について「櫻井さんはアカデミックなイメージ。青江の優しさや円華に翻弄されるのをしっかり演じてくれそう」と説明する。

 広瀬は「櫻井さん、福士さんとは、初めて一緒にお芝居させていただくので、お二人と現場でどんな化学反応が起きるのかすごく楽しみ」。福士も「櫻井さんは知的なイメージなので、青江のキャラクターがスッと頭に入ってきました。広瀬さんはピュアさ、真っすぐさが円華とイメージがとても近い」としている。

 今月16日からクランクイン、4月下旬までの予定で撮影が行われる。海外で高い評価を受けている三池監督の作品とあり、海外の映画祭出品も見据えている。 

 ◆映画「ラプラスの魔女」 硫化水素中毒死による2つの不審死で、警察は地球化学の研究者・青江修介教授に調査を依頼。青江は自然科学的見地から事件性を否定し、事件現場の地形や地質などを念入りに検証する。そこに円華が現れ、奇跡か偶然かその場所で次に起こる自然現象を言い当てる。警察は「円華には、何か不思議な力が備わっている」と事件への関与を疑い始め、ついに第3の事件が発生する。

 

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