『ミニオンズ』の制作スタッフの作品ということで、予告を見たときからずっと楽しみにしてた映画『SING』。
期待通り!!
ちょおおもしろかった~!!
個人的には、ミニオンズ以上に好きな作品でした!!
もう1回吹き替え見に行って、さらに字幕版も絶対見に行くって決めてるくらい好き!
ミニオンズシリーズって、かわいいしおもしろいし楽しいけど、よくも悪くもそれだけって感じで、感動して泣いちゃうとかそういうのあんましなくないですか?
いや、好きだし、夏に公開される続編も見に行くけどね。
でも『SING』はおもしろいし楽しいし、そしてラストは泣いちゃった。
おもしろいだけじゃなく、ストーリー性もあってすっごくよかった。
それにね。
世界観も、ストーリーも、メッセージも、大好きな映画『ズートピア』にちょっとかぶるなって思った。
舞台は映画『ズートピア』と同じ、動物だらけの街。
でもズートピアみたいな裏設定はなさそうで、普通にブタとかヒツジとか、人に飼育されてる動物もじゃんじゃん出てきてて、ズートピアよりも娯楽性に特化した感じ。
お父さんが残してくれた、赤字だらけの劇場の支配人・コアラのムーンは、劇場を守ろうと、大規模な歌のオーディションを開催することに。でもちょっとした?ミスで、優勝賞金を二桁多く設定しちゃう。
賞金10万ドルをゲットしようと、たくさんの動物たちが押し寄せて、のど自慢大会。
ズートピアと違うのは、イカとかザリガニとか虫とかまでいることかな!
動物たちが次々に舞台で名曲をうたっていく様子は、それだけでめちゃめちゃ楽しくてちょお笑った!!
ここまでは物語の導入で、本編は、オーディションに合格した6匹(正確には5匹+1匹)と、劇場の支配人ムーンのお話。
みんなそれぞれ抱えてる事情や問題やコンプレックスがあって、うたうことを通してそれを克服していくの。
ちょっとズートピアちっくでしょ?
きっと誰もが、6匹の中の誰かに感情移入して映画を見ると思う。
わたしはやっぱり、25匹の子ブタと、自分を見てくれない旦那を抱えて家事と子育てにいっぱいいっぱいな日々を送ってる、主婦ブタのロジータかなぁ。
それか、自分だけがオーディションに受かったことで、一緒にバンドを組んでた相棒に浮気されて裏切られた、ハリネズミのアッシュとか。
ギャングのボスの子に生まれて、強盗とかの手伝いをさせられてるけど、本当は歌手になりたいゴリラのジョニーの気持ちもわかる。
結局、ネズミのマイクのせいで、
賞金10万ドルなんてないってことがバレちゃって、一旦はバラバラになった7人だけど、最後は賞金のためじゃなく、自分たちのために、壊れて崩れた劇場を舞台に、ライブをつくりあげるの!!
よかったよぉぉ。
こうやってストーリーを書くとシリアスな感じするかもだけど、つくってるのはミニオンズのスタッフ!ラストまで楽しい演出がもりだくさんで、たくさん笑ったし、子供も全然飽きないよ。
特に!!
主婦ブタのロジータが、自分が不在でも、おはようからおやすみまで、25匹の子ブタたちと旦那さんの面倒を見られるように、家じゅうに仕掛けた装置は見もの!!
すっごく楽しかった~!!
あとね。
この映画の大きな魅力の1つは、なんといっても
声優さん!!
主人公のコアラのムーンを担当してるのは、なんとウッチャン!!
ぜんっぜんわかんなかった!!
めっちゃうまかった!!
エンドロールで名前がでたとき、会場ざわついたよ!!
ウッチャンって多才!!
まじすげぇ!!
他の6匹も、うたうシーンがやっぱりメインだから、うたのうまいひとばっかりがあててる。
シャイなゾウ・ミーナを担当してるのは、なんとMISIAだし。
しゃべってる声を聞いてたときは、中島美嘉さんかな?ってちょっと思ってたんだけど、ラストのうたうシーンでMISIAってわかった。
歌声素敵すぎた!!
ゴリラのジョニーはスキマスイッチの大橋卓弥さん。
ブタのグンターはトレンディエンジェルの斉藤司さん。
主婦ブタロジータ役の坂本真綾さんっていう声優さんは、ミュージカルにも出演されてるそうで、歌めちゃめちゃうまかった。
ハリネズミのアッシュ役の長澤まさみさんは、声優さんをしてる映画を初めて見たのは前シーズンの『妖怪ウォッチ』で、その時はキャラと声が全然合ってなくてあんましいい印象なかったんだけど、昨年の『君の名は』はかなりよくて、あれ?ってなった女優さん。んで、今回もめっちゃよかった!!やっぱし妖怪ウォッチは単にミスキャストだったんだなー。さらに歌もめっちゃうまい!!浮気した彼氏なんて自分から捨ててやる!!あんたなんてもういらない!!っていう内容の歌詞もすごくよかった。ちょっと泣いた。
それぞれのキャラクターが抱えてた事情を自分なりに乗り越えて、ラストでうたう1曲フルコーラスは、もう本当に魂こもっててすっごいよかった!!
『アナと雪の女王』のエルサの、『ありのままで』をうたうシーン✖6人分って感じ。
6者6様で、みんな開き直ってて、開放感に溢れてて、お金とかのためじゃなく、自分のために歌ってて、とっても魅力的だった。
みんなほんっとに歌うまいし、大トリのMISIAなんかもう鳥肌なんだけど、それと同じくらいよかったのが、マイク役の山寺宏一さん!!
山寺宏一さんがうたいあげる、フランク・シナトラの『マイ・ウェイ』がもう素敵すぎて素敵すぎてほんとにね。やばい。やばいよ。
それまでマイクって性格悪くてやなやつキャラだったんだけど、ラストのこの1曲で全部チャラになった!!
ラストの7人のライブシーンを見るために、もう1回映画見に行きたい!!
今日見たのは吹き替え版だったんだけど、オリジナルの声優さんもみんな、歌めっちゃうまいひとばっかりだそうだから、それを聞きに字幕版も見に行きたい!!
ズートピアは吹き替えと字幕で映画の印象が全く違ったけど、この作品はどうだろう?
見るのたのしみ!!
サントラ買いたかったんだけど、売店になかったから、帰ってすぐにポチりました。
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入ってるのは全部向こうの声優さんがうたってるやつみたいなんだけど、ボーナストラックで、長澤まさみさんと大橋卓弥さんと山寺宏一さんのうたってるのも入ってるんだって。届くの楽しみ!!MISIAは入ってないらしいけど、仕方がないよね。
ということで。
映画『SING』
かなりおすすめ度高いです。
すでに続編も制作中らしいよ!!
うれしい!!
子どもは子どもの楽しみ方ができるし
大人はもっと深く楽しめる
大人同士にも、親子鑑賞にも向いてる映画だと思う。
ただ・・・幼稚園生はどうなんだろう?
もしかしたらストーリーを追えずに退屈するかも。
小学校低学年くらいからがおすすめです。
※ただし、劇場が洪水になってみんなが水に飲まれるシーンや、劇場が崩れるシーンは、東日本大震災を思い出してしまって怖くなり、動悸がしました。東京住みの大人のわたしでさえそうだったから、もしかしたらお子さまはちょっと注意が必要かも・・・と、個人的には思いました。
おまけ。
パンフレット。
向こうの声優さんや監督さん、スタッフさんだけでなく、吹き替え声優さんのインタビューが載ってるのがよかった。
声優さんが1人ずつ、自分の好きなシーンを答えてたり、読み応えあったよ。
山寺宏一さんがオリジナルのマイクの声優さんのことを絶賛してて、字幕版も見に行かなきゃって改めて思いました。
前に書いたミニオンズのレビュー。
世界観が似てるズートピアと比較するのもおもしろいかも。
今年のドラえもん映画もおすすめ。
ちなみに劇場では、夏公開のミニオンズの特別予告SINGバージョンが流れるよ!!鶴瓶しゃべりまくり(慣れない)!!ミニオンズちょお可愛い!!
楽しみだな~。