クイーン・エリザベスの乗客を逮捕
18日午後2時20分ごろ、広島市佐伯区の広島港五日市ふ頭に寄港していた英国の豪華客船「クイーン・エリザベス」で、巡回中の税関職員と麻薬探知犬が客室の金庫内から乾燥大麻約130グラムを発見した。広島海上保安部は、この部屋の利用客のリチャード・ジェイ・ステイン容疑者(63)=米国籍=を大麻取締法違反(密輸入未遂)容疑で現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、営利目的で大麻を密輸しようとした、としている。広島海保などによると、客船は世界各国に寄港しており、広島港には18日午前7時半ごろ入港した。ステイン容疑者は今年1月に米ニューヨークで乗船、18日に広島観光で船外に出ている間に麻薬探知犬が大麻に気付いたという。【竹内麻子】