インフィニット・センチネル Gの軌跡 リメイク版 作:恐怖公G
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恐怖公Gです。指摘コメに振り回され自分を見失っていましたが、コメの事は気にせず執筆活動をしようと思い直しました。
この作品は、独自設定、独自展開、オリジナル展開の3つを元に書いていきます。原作?知らんな、そんな言葉は。
吹っ切れた恐怖公Gは、天・上・天・下・唯・我・独・尊の精神で今後の執筆活動をする事をここに誓う。総合評価?コメ荒らし?知らんがな、そんな言葉。
今回の話は、
遼太郎、姉妹の為に一肌脱ぐの話です。
序章4 更識姉妹この作品は、独自設定、独自展開、オリジナル展開の3つを元に書いていきます。原作?知らんな、そんな言葉は。
吹っ切れた恐怖公Gは、天・上・天・下・唯・我・独・尊の精神で今後の執筆活動をする事をここに誓う。総合評価?コメ荒らし?知らんがな、そんな言葉。
今回の話は、
遼太郎、姉妹の為に一肌脱ぐの話です。
《遼太郎side》
国連が『女性優遇制度』を可決してから数年の時が過ぎた。小学生だった『清水遼太郎』も、中学二年生になり来年には高校受験が待っている。あの時、家族を失ってから更識家に来た事を思い出す。最初に更識姉妹に会った時に感じたのは、不器用ながらも妹を溺愛する姉と引っ込み思案でヒーローに憧れる妹だった。姉とは直ぐに仲良くなれたが、妹とは結構な時間がかかったが仲良くなれた。遼太郎がそんな事を考えていると、のほほんとした少女がお菓子を口にしながら渡り廊下を歩いて此方の方に歩いて来る。
のほほんとしたのんびり系の少女の名は『布仏本音』。更識家の次女『更識簪』の専属メイドだ。(注:遼太郎は更識家の裏稼業は知っていません。)
遼太郎は近づいて来る本音に話しかける。
「本音、食べながら歩くな。」
「ふぇっ?何だ、遼兄か。お姉ちゃんと思ったよ~。」
「虚さんに言うぞ?」
「ふぇぇっ、お姉ちゃんには言わないで~。」
「仕方ないな、今回だけだぞ。」
「うん、ありがとうね、遼兄~。」
彼女が何故、俺を兄と言って慕っているかと言うと、小学3年の時に本音と簪を襲った野良犬数匹から助けた事が有って、泣いていた2人の頭を優しくなでた事があり、その後からそう言われる様になった。実際、俺は2人より早く生まれているからいいんだけど。
「...本音、簪の様子はどうだ?」
「....まだダメっぽい。」
「...そうか。」
「私、かんちゃんの部屋に行って来る~。」
「ああ、頼んだ。」
「うん。」
本音はそう言うと簪の部屋へと向かう、遼太郎はその後ろ姿を見ながら事の発端を思い出す。遼太郎も詳しくは知らないが、更識家長女『更識刀奈』が家督を継ぎ17代目更識楯無になった時に、簪に酷い事を言ったらしい。憶測で考えるのは意味が無いと思った遼太郎は、姉の『刀奈』に真相を聞こうと『刀奈』の部屋に向かう、それから暫くして『刀奈』の部屋の前に着いた遼太郎はドアをノックする。
コンコン
「刀姉、遼太郎だ。居るか?」
「...遼君?入っていいわよ。」
「ああ、入るぞ。」
ガチャッ
ドアを開けて部屋の中に入って見ると、ベッドの上で落ち込む刀姉とそれを見て呆れている虚さんだった、遼太郎は不思議に思い虚に理由を聞く。
「虚さん、これはどうしたんですか?」
「遼太郎さん、実は........。」
虚さんから理由を聞いた遼太郎は唯々呆れて刀奈を見て言った。
「刀姉、アンタは馬鹿か?」
「グッ!?」
「簪の事を思うのは良いが、言い方ってものがあるだろうが?」
「ウッ!?」
「それで?簪に酷い事言って嫌われたんで、後悔していると?もう一度言うが刀姉、アンタは馬鹿だ!」
「グハッ!?」
「落ち込んで後悔する位なら、さっさと謝れば良いだろうに。」
「うーーっ、だって、どう謝れば良いのか、分からないもん。」
「「ハアッ!?」」
刀姉の言い方に俺と虚さんは呆れて同時に言う、本当にこの女は妹が絡むとヘタレになるな。
「普通に言い過ぎてごめんなさいって、謝ればいいだけだろうが?」
「でも、でも、謝っても許してくれなかったらどうするのよ?」
「知るか!そん時は諦めろ!」
「そんなのは嫌よ!!」
そう言うと刀奈は毛布で顔を隠して拒絶する、その態度にイラついてきた遼太郎は覆っている毛布を乱暴に引っぺがし、刀奈にアイアンクロ―をする。
「自・業・自・得だろうが、いいから謝りに行・け!!」
「ギャーッ、い、痛い、分かった、い、行くから止めて!!」
「本当か?」
遼太郎はそう言うと力を少しだけ込める、刀奈は苦痛に顔を歪め返事をする。
「本当だから、ちゃんと謝るから、もう止めて!!」
泣きながら刀奈は謝ると言ったので俺はアイアンクロ―を解く、刀奈は恨む様に睨むが俺は気にせず無視した。
「ほら、早く謝ってこい。」
「でも.....」
本当にヘタレだな、この女は。そう思った遼太郎は、刀奈の首根っこを掴み引きずって簪の部屋に向かった。途中、刀奈が苦しがっていたが気にせず行く。簪の部屋に着いた時に刀奈の様子を見ると、顔を青くし弱りきっていたが生きているから問題無しと判断しドアをノックする。
コンコン
「簪、俺だ。チョット良いか?」
「遼兄さん?良いよ。」
「そうか、ありがとう。」
ガチャッ
ドアを開けると部屋の中では簪と本音がアニメを見ていた。俺は本音を呼ぶ。
「本音、チョット来てくれ。」
「ん~?な~に?」
本音は不思議がりながら近づいて来て俺の後ろにある物体に驚く、俺は直ぐに本音に事情を説明する。俺の説明に納得した本音は、簪の方を向き簪に言う。
「かんちゃん、私~、お姉ちゃんに呼ばれたから行ってくるね~。」
「うん、分かった。」
「じゃ~ね、かんちゃん。」
そう言うと本音は部屋を出て行く、俺は本音を見送った後、簪の方を見て言う。
「簪、刀姉がお前に謝りたいらしい。」
「お姉ちゃんが?」
「ああ。」
「.....会いたくない。」
「....そうか。と言うと思ったか、これでも喰らえ。」
拒絶する簪を無視し遼太郎は、刀奈を引きずり部屋の中に入れて、2人の姉妹に言う。
「お前等、姉妹は揃って面倒くさいので言いたい事が有るなら面と向かって言え、喧嘩上等だ。分かったか!」
バタン
遼太郎はそう言うとドアを乱暴に閉め、姉妹2人だけにした。
《遼太郎sideend》
《更識姉妹side》
遼太郎に無理矢理、2人だけにされた姉妹は気まずい状態で黙っていた。お互いに顔をチラチラ見ながら話しかけるタイミングを探り合う。暫くして意を決した刀奈は、簪の方を向き謝る。
「簪ちゃん、ごめんなさい。」
「..........」
「簪ちゃんも知っているよね、更識家の裏稼業を。」
「.........」
「私は、簪ちゃんの事が心配で遠ざけようと思ってあんな事言ったの。でも、それが原因で簪ちゃんをキズつけていたんだよね。本当にごめんなさい。」
「...許さない。」
「簪ちゃん?」
「お姉ちゃんは勝手過ぎるよ、私の事を思うなら本当の事言ってくれないと分からないよ。」
簪はそう言うと涙を流す。
「ご、ごめんね、お姉ちゃんが間違っていたよ。」
刀奈も謝りながら涙を流す。
「お姉ちゃん。」
「簪ちゃん。」
姉妹はお互い抱き合いながら泣いていた。姉妹は本音を言って昔の仲良かった姉妹に戻った。
《姉妹sideend》
国連が『女性優遇制度』を可決してから数年の時が過ぎた。小学生だった『清水遼太郎』も、中学二年生になり来年には高校受験が待っている。あの時、家族を失ってから更識家に来た事を思い出す。最初に更識姉妹に会った時に感じたのは、不器用ながらも妹を溺愛する姉と引っ込み思案でヒーローに憧れる妹だった。姉とは直ぐに仲良くなれたが、妹とは結構な時間がかかったが仲良くなれた。遼太郎がそんな事を考えていると、のほほんとした少女がお菓子を口にしながら渡り廊下を歩いて此方の方に歩いて来る。
のほほんとしたのんびり系の少女の名は『布仏本音』。更識家の次女『更識簪』の専属メイドだ。(注:遼太郎は更識家の裏稼業は知っていません。)
遼太郎は近づいて来る本音に話しかける。
「本音、食べながら歩くな。」
「ふぇっ?何だ、遼兄か。お姉ちゃんと思ったよ~。」
「虚さんに言うぞ?」
「ふぇぇっ、お姉ちゃんには言わないで~。」
「仕方ないな、今回だけだぞ。」
「うん、ありがとうね、遼兄~。」
彼女が何故、俺を兄と言って慕っているかと言うと、小学3年の時に本音と簪を襲った野良犬数匹から助けた事が有って、泣いていた2人の頭を優しくなでた事があり、その後からそう言われる様になった。実際、俺は2人より早く生まれているからいいんだけど。
「...本音、簪の様子はどうだ?」
「....まだダメっぽい。」
「...そうか。」
「私、かんちゃんの部屋に行って来る~。」
「ああ、頼んだ。」
「うん。」
本音はそう言うと簪の部屋へと向かう、遼太郎はその後ろ姿を見ながら事の発端を思い出す。遼太郎も詳しくは知らないが、更識家長女『更識刀奈』が家督を継ぎ17代目更識楯無になった時に、簪に酷い事を言ったらしい。憶測で考えるのは意味が無いと思った遼太郎は、姉の『刀奈』に真相を聞こうと『刀奈』の部屋に向かう、それから暫くして『刀奈』の部屋の前に着いた遼太郎はドアをノックする。
コンコン
「刀姉、遼太郎だ。居るか?」
「...遼君?入っていいわよ。」
「ああ、入るぞ。」
ガチャッ
ドアを開けて部屋の中に入って見ると、ベッドの上で落ち込む刀姉とそれを見て呆れている虚さんだった、遼太郎は不思議に思い虚に理由を聞く。
「虚さん、これはどうしたんですか?」
「遼太郎さん、実は........。」
虚さんから理由を聞いた遼太郎は唯々呆れて刀奈を見て言った。
「刀姉、アンタは馬鹿か?」
「グッ!?」
「簪の事を思うのは良いが、言い方ってものがあるだろうが?」
「ウッ!?」
「それで?簪に酷い事言って嫌われたんで、後悔していると?もう一度言うが刀姉、アンタは馬鹿だ!」
「グハッ!?」
「落ち込んで後悔する位なら、さっさと謝れば良いだろうに。」
「うーーっ、だって、どう謝れば良いのか、分からないもん。」
「「ハアッ!?」」
刀姉の言い方に俺と虚さんは呆れて同時に言う、本当にこの女は妹が絡むとヘタレになるな。
「普通に言い過ぎてごめんなさいって、謝ればいいだけだろうが?」
「でも、でも、謝っても許してくれなかったらどうするのよ?」
「知るか!そん時は諦めろ!」
「そんなのは嫌よ!!」
そう言うと刀奈は毛布で顔を隠して拒絶する、その態度にイラついてきた遼太郎は覆っている毛布を乱暴に引っぺがし、刀奈にアイアンクロ―をする。
「自・業・自・得だろうが、いいから謝りに行・け!!」
「ギャーッ、い、痛い、分かった、い、行くから止めて!!」
「本当か?」
遼太郎はそう言うと力を少しだけ込める、刀奈は苦痛に顔を歪め返事をする。
「本当だから、ちゃんと謝るから、もう止めて!!」
泣きながら刀奈は謝ると言ったので俺はアイアンクロ―を解く、刀奈は恨む様に睨むが俺は気にせず無視した。
「ほら、早く謝ってこい。」
「でも.....」
本当にヘタレだな、この女は。そう思った遼太郎は、刀奈の首根っこを掴み引きずって簪の部屋に向かった。途中、刀奈が苦しがっていたが気にせず行く。簪の部屋に着いた時に刀奈の様子を見ると、顔を青くし弱りきっていたが生きているから問題無しと判断しドアをノックする。
コンコン
「簪、俺だ。チョット良いか?」
「遼兄さん?良いよ。」
「そうか、ありがとう。」
ガチャッ
ドアを開けると部屋の中では簪と本音がアニメを見ていた。俺は本音を呼ぶ。
「本音、チョット来てくれ。」
「ん~?な~に?」
本音は不思議がりながら近づいて来て俺の後ろにある物体に驚く、俺は直ぐに本音に事情を説明する。俺の説明に納得した本音は、簪の方を向き簪に言う。
「かんちゃん、私~、お姉ちゃんに呼ばれたから行ってくるね~。」
「うん、分かった。」
「じゃ~ね、かんちゃん。」
そう言うと本音は部屋を出て行く、俺は本音を見送った後、簪の方を見て言う。
「簪、刀姉がお前に謝りたいらしい。」
「お姉ちゃんが?」
「ああ。」
「.....会いたくない。」
「....そうか。と言うと思ったか、これでも喰らえ。」
拒絶する簪を無視し遼太郎は、刀奈を引きずり部屋の中に入れて、2人の姉妹に言う。
「お前等、姉妹は揃って面倒くさいので言いたい事が有るなら面と向かって言え、喧嘩上等だ。分かったか!」
バタン
遼太郎はそう言うとドアを乱暴に閉め、姉妹2人だけにした。
《遼太郎sideend》
《更識姉妹side》
遼太郎に無理矢理、2人だけにされた姉妹は気まずい状態で黙っていた。お互いに顔をチラチラ見ながら話しかけるタイミングを探り合う。暫くして意を決した刀奈は、簪の方を向き謝る。
「簪ちゃん、ごめんなさい。」
「..........」
「簪ちゃんも知っているよね、更識家の裏稼業を。」
「.........」
「私は、簪ちゃんの事が心配で遠ざけようと思ってあんな事言ったの。でも、それが原因で簪ちゃんをキズつけていたんだよね。本当にごめんなさい。」
「...許さない。」
「簪ちゃん?」
「お姉ちゃんは勝手過ぎるよ、私の事を思うなら本当の事言ってくれないと分からないよ。」
簪はそう言うと涙を流す。
「ご、ごめんね、お姉ちゃんが間違っていたよ。」
刀奈も謝りながら涙を流す。
「お姉ちゃん。」
「簪ちゃん。」
姉妹はお互い抱き合いながら泣いていた。姉妹は本音を言って昔の仲良かった姉妹に戻った。
《姉妹sideend》
更識姉妹の仲直り。良かった、良かった。
これで、遼太郎も安心するね。
次回
序章5
男性操縦者現れる
ここからの展開は前作に加筆修正して投稿します。