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【ゴルフ】

渡辺彩香、首位と3打差の3位に浮上 昨年大会の雪辱へ

2017年3月19日 紙面から

18番でティーショットを放つ渡辺(武藤健一撮影)

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◇Tポイントレディス<第2日>

 ▽18日、鹿児島県姶良市・鹿児島高牧CC(6397ヤード、パー72)▽天候・曇り、13・5度、東南東2・8メートル▽賞金総額7000万円、優勝1260万円▽107選手(うちアマ5人)▽観衆4592人

 前日7位の渡辺彩香(23)=大東建託=が6バーディー、2ボギーのベストスコア68で回り、通算7アンダーで首位と3打差の3位に浮上した。昨年は最終日最終ホールのボギーでV逸を経験した大会で雪辱に挑む。10アンダーに伸ばした菊地絵理香(28)=オンワードHD=が、初日からの単独首位をキープ。2打差の2位にペ・ヒギョン(韓国)、渡辺と並ぶ3位に服部真夕(29)=LIXIL=が続いている。

 けちのつき始めが1年前の2位だった。「コースのイメージはすごくいいんですけど、18番に来たら思い出します、去年のこと」と渡辺。昨季は賞金ランキングこそ12位だったが、まさかの未勝利。いいところまで追い上げての2、3、4位が出場32戦中に8度もあった。その悪い流れをつくったのが、昨年のこの大会だった。

 最終日の17番までに6バーディーを奪って首位に肉薄しながら、最終18番で痛恨の3パットボギー。優勝した大江がボギーで上がったにもかかわらず、1打差の2位だった。パーセーブさえしておけばプレーオフという、振り返るほどに悔しい敗戦だった。

 「すごく反省している点。上位で戦えているだけで満足し、優勝でなくても2、3位でもいいと思ってしまっていた。もっと自分にプレッシャーをかけて優勝をつかまなきゃ、と」

 前日は1番(パー5)でイーグルを奪う幸先の良いスタート。この日も6バーディーと流れは悪くない。特に、9番(パー4)でグリーン左奥から決めたチップインは見事だった。「カップまで10ヤードぐらい。ダウンスロープだったし、カラーにワンクッションさせて…」。今オフ練習を重ねた柔らかいアプローチに「去年まではできなかったこと。イメージ通りできました」と満足そうだった。

 過去3勝のうち2勝はこの季節と相性がいい。「一打一打集中して、去年の悔しさを晴らせたらいいと思う。今年は一つでも多く勝ちたい。毎試合、その思いで戦った結果が全英リコー女子オープンや全米女子オープンの出場にもつながればいいと思っています」。酉(とり)年の年女が、タカのように優勝という“獲物”を狩りにいく。(月橋文美)

 

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