蹴球探訪
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【大リーグ】マー君からノーヒットノーラン! 3人で継投 OP戦ヤ軍34年ぶり2017年3月19日 紙面から
◇オープン戦 ヤンキース3−0タイガース大リーグは17日、各地でオープン戦が行われ、ヤンキースの田中将大投手(28)はフロリダ州レークランドでのタイガース戦に先発し、4イニング1/3を無安打無失点、6三振2四球で4試合連続無失点とした。チームは継投でノーヒットノーランを達成して3−0で勝ち、田中は勝ち投手になった。マーリンズのイチロー外野手(43)はナショナルズ戦に「6番・右翼」で先発出場し、3打数無安打1打点で途中交代した。チームは5−5で引き分けた。カブスの上原浩治投手(41)はホワイトソックス戦で中継ぎ登板し、1イニングを3安打1失点だった。チームは7−3で勝った。 敵地にもかかわらず、マウンドを降りる田中にはスタンディングオベーションが注がれた。5回先頭、6番アビラを見逃し三振に切って取り、2戦連続の無安打投球で降板。はにかんだ笑顔を浮かべ、帽子を取って声援に応えた右腕は「シーズンと同じように、ベストを尽くして相手をゼロに抑えていくってこと。うまくまとめられた」と、自身の投球に及第点を与えた。 初回こそ主審のストライクゾーンに戸惑い、2四球を与えて2死一、二塁としたが、5番アップトンを外角のスライダーで空振り三振に抑えてピンチを脱出。2回にも失策で背負った走者を注文通りの併殺に仕留め「バッターの狙いだったり、審判のクセにフィットするピッチングをしていかないといけない。今日は途中からしっかりとできた」。J・マルティネスなどの主力には、スプリットの動きに変化を付けて三振を奪い、納得の表情を見せた。 エースの快投が快挙も生んだ。田中の後を受けた救援2投手も相手打線に安打を許さず、オープン戦ながら継投でのノーヒットノーランを達成。ジラルディ監督は「最高だね。これがシーズンなら、もっと良かった」と満足げな表情で語り、田中の投球についても「今キャンプ、彼は本当にいいボールを投げ続けている」と目を細めた。 ここまでのオープン戦4試合で13イニング1/3を無失点、19奪三振と完璧な仕上がりを見せている田中。2週間後に迫った開幕に向けて、すでに臨戦態勢は整っている。 (レークランド穐村賢) ◆レ軍は6人継投で00年に完全試合達成<34年ぶり> 米メディアによると、ヤンキースがオープン戦でノーヒットノーランを達成したのは、1983年3月14日のパイレーツ戦以来34年ぶり(降雨コールドを除く)。このときは、78年サイ・ヤング賞受賞の先発ギドリーが5イニング、2番手マリーが4イニングを無安打無失点。11−0で大勝した。2000年3月14日には、レッドソックスがブルージェイズを相手に、サイ・ヤング賞3度のマルティネスら6人の継投でオープン戦唯一の完全試合を達成している(試合は5−0)。 PR情報
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