ずっとずっと前・・・
大切な仲間が、自ら命を絶とうとした。
数日後、奥さまと行ったICU。
「助かってよかった💧」
それしか言えない私に・・・
力なく笑う彼の顔は、今でも忘れられない。
死を選ぶなんて・・・
想像も出来ない強い人だった。
「強く見せていただけだったんだ😔」
そう言う人も多いけれど
「強い人だった。」と、私は今でも思っている。
スキマは誰にでもあるもの。
たった一度だけ、彼が言った事がある。
「正直、シンドイ😣」
彼の大先輩が話を聞く中、
私は黙って聞いてるだけだった。
誰にも・・・
そのスキマを埋めてあげる事が出来なかった。
「助かってよかった。」
そこから彼の苦悩が始まったように見えた😑
後遺症と自分がしたこと全てを
無言で背負っているようだった・・・
前のようには喋らない。笑わない。
それでも仕事をする😫
可愛がってくれていた我が家の三男。
小さいながらも
「前みたいに笑わないね・・・」
寂しそうに呟いた😥
「彼を止めることが出来ていたら。」
そんな事は出来ないのもわかっているけど
残された人は、そう思わずにはいられない。
そして、そんな思いが・・・
いつしかやり切れなさに変わった。
「神様は何故彼を助けたの?
こんな辛い思いをする為に助けたの?」
「助かってよかった。」と
あれ程安堵して、あれ程神様に感謝したのに。
だけど、思わずにはいられなかった。
「あのまま逝けていたら・・・
こんなに苦しまなくて済んだのに💧」
酷いセリフなのはわかってる。
不謹慎なのもわかってる。
でも、全てを背負ってるかのような彼
「大丈夫だよ。」哀しそうに笑う彼
そんな彼の横で、不安そうに彼を見上げる奥さんを見ていると・・・
私自身が勝手に苦しくて苦しくて。
割り切れない思い
なぜ⁉️なぜ⁉️
やり切れなさばかりが溢れた。
それでも彼は黙々と生きていた。
自分自身で全て背負って・・・
1年半位経った頃、
「もう一回頑張ってみるか。」彼が笑った。
前とおんなじ笑顔だった。
菜の花咲き乱れる3月。
彼の命日を過ぎ、やっぱり思う。
彼は強い人だった。
私が死んでしまいたいと思った時
思い出すのは彼と奥さまの並んだ姿。
死ぬという事を教えてくれたのかもしれない。
家族でよく彼の話をする。
お互いの家を行ったり来たり
もんじゃパーティーにバーベキュー
アイス片手に満面の笑みでやって来る彼が
子供達も大好きだった💕
奥さんにはアロマで足マッサージも❣️
「ホントに効くんかよ〜」
横で笑う彼を睨みつけたっけ🤣
きっとこれからも
何度も何度も、彼の話をするんだろうな。
きっと彼も笑ってるね。
あの屈託ない笑顔が懐かしい✨✨