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空港でテロ、逃走の男射殺 兵士の銃奪う

襲撃事件を受け空港が閉鎖され、屋外で待機する乗客ら=パリ郊外オルリ空港で2017年3月18日、ロイター

 【パリ賀有勇】18日午前8時半(日本時間午後4時半)ごろ、パリ郊外のオルリ空港で、男が兵士の銃を奪い取って逃走し、治安部隊に射殺された。空港の利用客らにけが人はなかった。仏メディアが報じた。捜査当局はテロ事件とみて捜査している。

     男は兵士の銃を奪い取った後に売店に逃げ込んだところで、射殺された。警察発表によると、男はパリ近郊出身の39歳。捜査当局は過激な思想を持つ人物として把握していた。捜査当局は空港を閉鎖して捜索したが、爆発物はなかった。

     同日午前7時ごろには、パリ北郊スタンで男が警察官に向けて発砲して軽傷を負わせ、逃走する事件があった。男の使った車はオルリ空港のそばで発見された。仏BFMテレビは、捜査当局の話として、二つの事件が関連している可能性を伝えた。

     フランスは2015年のパリ同時多発テロ後、非常事態宣言の延長を続け、空港や観光施設などに多くの治安要員を配備している。だが、2月にはパリのルーブル美術館に刃物を持った男が押し入り、兵士に軽傷を負わせる事件が発生。パリなどの首都圏観光委員会によると、16年にパリを訪れた外国人観光客は1420万人で前年比9%減。日本人観光客に限ると32万人で同41%も減少し、相次ぐ事件が観光業にも打撃を与えている。

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