知覧哲郎
2017年3月18日23時53分
熊本県人吉市のJR人吉駅構内にある石造りの「人吉機関車庫」が、1911(明治44)年の建設当時の姿に復元された。戦後に増築された鉄骨部分が撤去され、SL時代の雰囲気を醸す3連アーチ型のデザインがくっきりと現れた。
JR九州によると、機関車庫は肥薩線全線開通の2年後に完成。現在も「SL人吉」の給水や灰の清掃作業などに使われ、国内では希少な現役の石造り機関車庫という。2007年度に経済産業省の「近代化産業遺産」の一つに選ばれた。輸送力向上の一環として列車の運転頻度を高めたため、1948年と52年に増築されたという。
18日に機関車庫前でお披露目式があり、JR九州の青柳俊彦社長が「SLが大活躍していた時代の機関車庫が出現し、人吉の魅力がさらに増す。地震からの復興のシンボルになれば」とあいさつした。
かつて熊本県内を走った寝台列…
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