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 野良猫、大阪市内で減る 不妊・去勢手術が奏功 目印は「さくら耳」

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 野良猫、大阪市内で減る 不妊・去勢手術が奏功 目印は「さくら耳」

 同活動では、近隣住民などで作る3人以上のグループで市の研修を受けて「公園猫適正管理推進サポーター」となり、市が活動を了承した認定公園でサポーターとして野良猫の管理に当たる。活動内容は、(1)不妊・去勢手術を受けさせる(2)餌やり(3)公園掃除-など。

 市によると、こうした活動で24年度は認定公園45カ所で野良猫計51匹が減少。23、24年度に1公園ずつで野良猫がいなくなり、昨年はさらに3公園で野良猫が姿を消した。

 ■殺処分減らすため

 同活動に取り組む一(いち)犬猫病院(同市北区)によると、手術によって、繁殖期の鳴き声がなくなる▽尿のにおいが減る▽性格が穏やかになる-などの効果があるという。実際、市が20、21年度に試験的に実施したところ、住民は「鳴き声が減った」(73%)、「車や庭を傷付けられなくなった」(63%)との感想を寄せ、71%が「効果がある」と回答した。

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