<R15>
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この作品には
〔ガールズラブ要素〕
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短編
百合神楽
歴史の影で続く、人と妖魔の戦い。
現代日本においても、それは続いているのだ。ただ、秘されているだけで。
「ちゅぅ、ん、ふぅ、ちゅっ、むぅ! お姉ちゃん、そこ、だめぇっ!」
「ちゅ、ちゅる、ぬちゅりゅぅ! ま、真面目にやりなさいよ、これは、ん、ずちゅぅ、儀式、なんだから……」
夜、打ち捨てられた古い神社の片隅で。
白い小袖に緋袴のシンプルな巫女装束をはだけ、唇を重ね、睦み合う二人の少女。
叢雲の下で月明かりが、二人の白い肩を、うなじを照らし出す。
かさかさと草を揺らす音に混じる、衣擦れ。甘い嬌声。
巫女達の繰り広げるそれは、一見して淫靡な愛欲の交わりに見えるが、さにあらず。
姉妹の周囲には、護符と、グロテスクに引き千切られた肉塊……触手の破片らしきものが散らばっているのだ。
「……ほら、ちゃんとカラダを開いて。溜め込んだ穢れを、祓わないと、ね?」
妹の半裸の胸元に舌を這わせながら、その袴の中へと、姉は指を滑り込ませる。
「んっ……! なんで、こんな方法しかないのよぉ……っ」
敏感な処を弄られ背中をぴくんと仰け反らせながら、眉を顰める妹。
「ちゅ、ん! 仕方、ないじゃない。昔から一族に伝わる、浄化の作法なんだからぁ……」
真面目そうな顔立ちを快感に蕩けさせながら、姉は、妹の胸を愛撫しつつ唇を吸った。
……そう、これは破邪の儀式。彼女たちの家、古瀬家は、歴史の裏で人に仇なす妖魔を祓う、退魔士の家系である。
妖魔を討ち倒せるのは、神聖な力を秘めた乙女達のみ。しかし戦いの度に、その身には穢れが溜め込まれていく。
それを浄化できるのは、この方法だけ。少女同士で唇を、カラダを重ねることだけなのである……!
「あ、ああんっ! そんな、指、激し……っ!? わ、私、おかしくなっちゃ、ん……!」
「が、我慢、なさいっ……。これは、真面目な、あんっ! 儀式なんだから、あっ……!」
ぴちゃん、ぴちゃん。
月夜の廃神社で、激しくなる水音と息遣い。
次第に昂ぶる二人の交わりに護符が反応し、場に澱んだ妖気が清浄な風に洗われていく。
太古の昔より彼女達の一族はこうして荒魂を鎮め、鬼を退け、人の世を護り続けているのだ。
「「あ、くぅんっ! ぅあぁぁぁぁ……っ!!」」
まだ幼さを残した巫女姉妹。
乙女二人による妖美なる神楽は、夜が明けるまで続くのだった。
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