<R15>
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この作品には
〔ガールズラブ要素〕
が含まれています。
短編
百合神楽 弐
歴史の影で、人に仇為す妖魔と戦い続ける……それが、古瀬一族の巫女の宿命。
今宵も、当代の巫女たる姉妹……幽花と冥花は、その使命を果たすのだった。
「な、なんで……んっ、クリスマスイブにまで、こんなコトぉっ……」
「ちゅ、む、んん……。し、仕方ないでしょ? 毎年この時期は、んく♪ 邪気が濃いんだから、あんっ……!」
護符に護られた神社の聖殿の中で。姉妹は巫女装束を脱がせ合い、唇を重ねていた。
淫らな愛欲の行為に見えるこの儀式こそ、古瀬の巫女の秘伝。
邪気を祓い、荒ぶる鬼神たちを鎮める神聖なる神楽舞なのである。
「け、けど、こんな、暖房も無い神社で……寒いよ。ん、最悪、だよっ……」
姉に首筋を舐められ、冷たい床で妹の冥花が悶える。
「我慢なさい、すぐに……暖かく、してあげるから……」
上半身の襦袢を全て脱ぎ捨て、白い肌も露わに。姉の幽花は妹の躰に覆い被さる。
襲うような格好で伸し掛かり、多少強引に唇を吸い、腰を擦り合わせる。
「あっ……んっ、くぅ、むぅ。ちゅぅ、んっ……♪」
上下二つの口から漏れる甘い水音が、激しさを増して。少女達は昂ぶっていく。
焚かれた淫靡な香の力も有ろうか、姉妹の交わりは耽美の度を上げて。
「はぁっ、ああ、あっ……」
上記した姉妹の頬が触れ合い、唇と舌がぶつかり。唾液と汗が、互いの口腔に滴り。
するとどうだ。神社全体が、ほのかな光を放ち始めるではないか。
「ね、冥花。お努め、がんばりましょう? ん、んく。ちゃんとお姉ちゃんが、気持ち良く、ちゅ、して、あげる、からぁっ……」
真面目そうな顔立ちを快感に蕩かせ、欲情に濡れた瞳で姉の幽花は、妹の躰を抱き締める。社の床に、熱い水が跳ねる。優しく妹の胸を愛撫し、へその下の茂みを掻き乱すその指。
「私達姉妹ががんばらなくちゃ、く、ううん♪ 邪気が溢れて、世は乱れてしまうん、だから……ね?」
そう。淡い光を放つ神社が建つのは、龍脈の上。
今宵、多くの男女がまぐわうことで生じる邪気は、放置すれば妖魔を呼び、世の理を乱す。
ゆえに、それを清め鎮めるためにも、邪気が集うこの地で姉妹は、肌を重ねねばならないのだ……!
「や、ああ。お姉ちゃん、私、おかしく、なる……♪」
嫌がっていた妹も、やがて切なく乱れながら、行為を受け入れる。
「いい子だよ、冥花ぁ……二人で、お努めぇ、一緒に、んっ……!」
衣擦れと、獣のような息遣い。ぴちゃぴちゃとはしたない水音が、静かな夜の神社に妖しく反響。
「あ、んっ、はぁ、はぁっ……あ、あぁぁぁ……っん♪」
乙女二人、美しき巫女姉妹の柔らかな肌が重なり。世を毒す邪気が祓われていく。
甘い嬌声を、祝詞代わりに。神聖なる巫女の神楽舞は、淫らに続く。夜が明け、陽が大地を暖めるまで、ずっと。
リア充の皆さん。皆さんが平和にイチャイチャできるのは、姉妹がカラダ張って邪気を鎮めてるからですからね!? 感謝してくださいね!?
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